【長野放送・アナウンサーコラム】「この１年の追憶」　小川功二

　１１月下旬。今年も残すところ１カ月余りとなりました。このコラムで私が執筆を担当するのは、年内では最後となります。そこで、この１年を振り返り、心に残った出来事をいくつか挙げたいと思います。

　胸を痛めたのは１０月に発生した台風１９号の被害です。いまだ復旧活動を続けている方も多く、心からお見舞いを申し上げます。

　長野放送にとっては、開局５０周年を迎える節目に当たりました。さまざまな番組を放送し、今でもイベントを開催しています。特別記念番組「土曜はこれダネッ！　５時間生放送」で、ＭＣを担当したことは大きな経験でした。

　晴れ渡った１月に行った乗鞍のスキー取材では、白銀の世界に壮大な山々が連なる光景に魅了されました。全国のフジテレビ系列のアナウンサーが集まり、夏に公開された劇場版アニメの海賊役をアフレコし、「声優デビュー」したのも、思い出深い仕事です。

　令和元年もラストスパートをかける時期です。日々の業務から１つでも多くを学び取り、来年につながる英知を養っていくつもりです。