5日のテレビ朝日「モーニングショー」に、元JA全中常務理事の福間莞爾氏が出演。お米の高騰問題について玉川徹氏と激しい応酬を繰り広げた。
【写真】販売されたファミリーマートを視察 ズラリ備蓄米が並ぶ光景にニヤニヤ
福間氏は、小泉進次郎農水大臣が実施した随意契約による備蓄米売却は、通常とは価格決定も流通面も全く特殊だと指摘。JAなどに対する批判があるとして「これ(小泉米)と今の流通の実態がごっちゃになってるから、中抜きしてるんじゃなんて話になるが、全然見当違いですね」と語った。
「全農が買占めしてるというお話だったが、そんなことは全然ない」とも。一方で「いろんな事情で中間にとどまっているのはあると思う」と語った。
またお米流通の中間業者には「5次問屋」まであるとの指摘もあがっていると紹介された。
福間氏は「農協は中間利潤、マージンを省略するのが組織の目的。生産者の皆さんから高く買って、消費者の皆さんには安く提供する」と説明。「マージン取ってるとか、溜め込んでなんかやろうとか、全くない」と語った。
玉川氏が「今までも中抜きされてるような中間業者を飛ばすことで安いものを届ける業態がいっぱい出てきた」と指摘するも、福間氏が「1次から5次なんて言ってますけど、何次があろうとも、そこには存在する理由がある」と返すなど、激しい応酬が続いた。