俳優・間瀬翔太、ブログで「肛門狭窄」手術を公表 6年連続の告白

俳優で准看護師の間瀬翔太さんが、自身のブログで最近受けた「肛門狭窄」手術を明かしました。脳の難病「脳動静脈奇形」と闘いながら、脳出血以来6年連続で何らかの手術を経験しています。

難病との闘いと准看護師への道

間瀬さんは2019年に脳出血を発症し、稀なケースとされる難病「脳動静脈奇形」と診断されました。これにより記憶障害や運動機能障害といった後遺症に見舞われたものの、看護やリハビリを経て回復。2024年には高卒認定も取得しています。自身の経験から、救われた看護師への感謝を機に准看護師資格取得を目指すに至りました。

難病「脳動静脈奇形」と向き合う俳優・間瀬翔太さん難病「脳動静脈奇形」と向き合う俳優・間瀬翔太さん

6年連続の手術、今回は「肛門狭窄」

今回のブログは「手術歴6年連続達成」と題されており、2019年の脳出血以来、毎年大小さまざまな手術を繰り返してきたことを明かしています。これまでに喉、目、頭皮などの手術を経験。「さりげなく毎年やってるんです」とし、今回具体的な症状名を挙げて公表したのが「肛門狭窄」の手術でした。

20年の苦悩、恥を乗り越え受診

「お尻の穴が人よりだいぶ狭い」という肛門狭窄の症状に、間瀬さんは約20年間苦しんできたといいます。硬い便などを排出しようとする際に肛門に負荷がかかりやすく、それが裂傷となって一時的に治っても体調次第で繰り返す、という状況でした。長年この状態を放置した理由は「単純に【恥ずかしかった】」ためだと告白しています。

看護学校での気づきと受診への決断

しかし、間瀬さんは「看護学校に通ってみて恥じらいよりも体調管理が大切だなと再確認」したことで、ついに病院を受診する決断に至りました。「少し変わった症状とか病気があると周りには理解されづらい」「単純に悩みを打ち上げづらい」と感じていた自身の経験を踏まえ、同じ悩みを抱える人々の気持ちに寄り添います。

同じ悩みを持つ人々へのエール

自身の「恥ずかしさ」から受診をためらっていた経験を通して、間瀬さんは体調不良を抱えながらも一歩を踏み出せない人々へ力強いメッセージを送っています。「同じ症状では無くても、似た様に悩んでいる方がいたら是非病院に足を運んでみて下さいね。」と呼びかけました。

間瀬さんの正直な経験談は、体調不良を抱えながらも、恥ずかしさなどから受診をためらっている人々にとって、勇気を与えるメッセージとなるでしょう。

出典: TBS NEWS DIG Powered by JNN