《ミセスがテレビに進出!》冠番組がプライム帯で放送される3つの必然性 今後、バラエティ進出が拡大する可能性も


【写真】FRUITS ZIPPERと一緒に踊るMrs.GREEN APPLEの大森元貴。他、こっちのけんとやSuperflyとコラボするMrs.GREEN APPLEのメンバーなども

 ミセスと言えば、『輝く!日本レコード大賞』で2年連続「大賞」を受賞中のほか、今月22日に初開催された国際音楽賞『MUSIC AWARDS JAPAN 2025』で「最優秀アーティスト賞」を受賞したばかり。今や日本トップのアーティストであることに疑いの余地はないでしょう。 

 しかし、テレビの冠番組は別の話。音楽番組ではなく、いちアーティストの名前を掲げた番組は突出した人気がなければ成立しないだけに、それがプライム帯(19~23時)で放送されるところにミセスの勢いを感じさせられます。 

 ただ今回の『テレビ×ミセス』は、単に人気があるだけでなく、さらに突き詰めた意味合いがあるからこその冠番組なのでしょう。ここではアーティストによる過去の冠番組もあげながら、「テレビマンへのインパクト」「TBSとの縁」「10周年」という3つのポイントからその必然性をあげていきます。 

ミセスも冠番組は放送済みだった 

「この人が出ているから見る」という出演者ベースで番組を選ぶ人が少なくなったことで、ゴールデン・プライム帯(19~23時)では冠番組そのものが減っています。現在放送されている冠番組は、長年放送されているものを除けば「旬の芸人かアイドルがファン向けの冠番組を深夜帯で放送している」というケースがほとんど。それだけに今回ミセスの冠番組がプライム帯で放送されることは異例の編成と言っていいでしょう。 

 ちなみに過去の主なアーティストによる冠番組をあげると、『サザンの勝手にナイト あっ!う○こついてる』(サザンオールスターズ、日本テレビ系)、『桑田佳祐の音楽寅さん~MUSIC TIGER~』(フジテレビ系)、『ayu ready?』(浜崎あゆみ、フジテレビ系)、『ウタフクヤマ』(福山雅治、フジテレビ系)などが放送されました。また、DREAMS COME TRUEの『うれしたのし大好き』(フジテレビ系)なども事実上の冠番組ですが、いずれもかなり前であり、深夜帯の放送です。 

 最近では2022年に『藤井 風テレビ with シソンヌ・ヒコロヒー』(テレビ朝日系)が放送されたほか、実はミセスも2023年に『ミセススクールクエスト』『Cafe GREEN APPLE ~ミセスLOVERが集う店~』(テレビ朝日系)という2つの冠番組が放送されました。しかし、やはりこれらも深夜帯であり、今回のプライム帯での放送は際立っています。 

 では、なぜプライム帯で放送されるのか。もちろん放送するTBSの編成的な事情もあるでしょうが、最大の理由は、若年層への突き抜けた人気。「そんなこと知ってるよ」と思うかもしれませんが、テレビマンへのインパクトは視聴者の想像を上回るものがあるようです。 



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