清純派女優として高い人気を誇っていた永野芽郁(25)だが、俳優・田中圭(40)との不倫疑惑報道による影響は甚大で、テレビでの露出は激減している。週刊文春が2度にわたり報じたこの疑惑では、プライベート写真やLINEのやり取りが明らかになった。双方の事務所は否定したが、永野を起用していた9社が広告を取り下げ、来年のNHK大河ドラマ『豊臣兄弟』やラジオ番組『オールナイトニッポンX』からも降板が発表された。本人は活動休止を否定しているが、現在の出演作終了後には事実上の休止状態になるとの見方がある。
いっぽう、田中圭は主演舞台『陽気な幽霊』の東京公演を満員で終え、大阪、福岡公演も控えているほか、三谷幸喜脚本の主演ドラマ放送も予定されている。田中も報道後に一部CMが企業サイトから削除されるなどの影響を受けたが、まだ芸能活動を継続しており、永野とは対照的な状況に見える。
この騒動における二人の謝罪スタンスの違いも注目されている。疑惑第一弾が報じられた後、永野はラジオ番組の冒頭で謝罪し、映画舞台挨拶では報道陣をシャットアウトした異例の状況ながら、観客に対し涙ながらに謝罪の言葉を述べたという。
これに対し、田中は文春誌面と有料モバイルサイトの会員限定ブログで謝罪コメントを発表したのみで、それ以降はクローズドな場所での発信にとどまっている。モバイルサイトや別の有料アプリでは、無邪気な自撮り写真やファン向けの企画動画を配信するなど、「平常運転」に見える日々を送っているという。公の場で「ケジメ」をつけた永野と、限定的な場での釈明に留まり表では「沈黙」を貫く田中という、真逆の対応だ。主演舞台開始後も囲み取材などはなく、SNSではその対応への疑問の声も少なくない。
世間では、永野より15歳年上で妻帯者でありながら、関係を断ち切れなかった田中圭の責任を問う声が根強い。田中も舞台やドラマ終了後には活動休止を余儀なくされる可能性が高いとの見方もあるが、まず自らの声で説明責任を果たす必要があり、そうでなければ世間や芸能界の納得は得られないだろうとの指摘がある。永野の所属事務所スターダストプロモーションが田中に対し「激怒」しているとの話も一部芸能関係者からは聞こえてきており、田中を待ち受ける未来は不透明だ。