日本とブラジルの外交関係樹立130周年という重要な節目に、秋篠宮家の佳子さまが約2週間にわたりブラジルを公式訪問されています。今回の訪問では、ブラジル各地での歓迎行事や要人との面会に加え、日系人社会との交流が主な目的の一つとされており、そのご活躍と、訪問先でのお召し物にも大きな注目が集まっています。
ブラジルでのご活動:日系人社会との温かい交流
訪問3日目にあたる現地時間6月7日午前、佳子さまはサンパウロ市内の日系人向け老人福祉施設「憩の園」を訪問されました。車椅子で迎えられた入居者の方から歓迎の花束を受け取られる際には、同じ目線になるよう腰をかがめられ、「どのように過ごされていますか」「とても素敵なお花をいただいて、ありがとうございました」などと優しく声をかけられました。入居者の方々との丁寧な交流は、ブラジル日系社会に心を寄せられる佳子さまのお気持ちを示すものでした。
午後には、日本語や日本文化の教育を行う「松柏・大志万学園」をご視察。生徒たちが披露した活気あふれるサンバの合唱に、佳子さまは笑顔で惜しみない拍手を送られました。また、保護者の方々が手作りされたブラジルの伝統的な菓子を召し上がられ、「本当に美味しかったです」と感想を述べられるなど、終始和やかな雰囲気で交流を深められました。
ブラジル公式訪問中の佳子さまが、日系人向け老人ホーム「憩の園」で歓迎を受け、入居者と笑顔で交流される様子
公式訪問の全容と期待される役割
今回のブラジル訪問は、佳子さまにとって4度目の海外公式訪問となります。約2週間の滞在期間中、8都市を巡り、各地で行われる歓迎行事や記念式典にご臨席されます。さらに、今年3月に国賓として来日したルーラ大統領への表敬訪問も予定されており、両国の友好関係強化に貢献される重要な役割を担われています。
ファッションに集まる熱い視線
佳子さまの海外公式訪問においては、その時々の状況に合わせたお召し物が常に注目を集めています。成田空港ご出発時の鮮やかなピンクのセットアップ、ブラジルご到着後、開拓先没者慰霊碑での献花時に見られたシックな紺色のワンピースに白いジャケットと帽子の組み合わせ。そして、2日目の歓迎式典で披露された日本伝統の華麗な着物姿は、「百花繚乱のよう」と形容され、多くの人々を魅了しました。
3日目を飾った花柄ワンピースの詳細
特に注目を集めたのが、3日目のご活動で着用された華やかな花柄のワンピースです。淡いベージュを基調とした生地には、可憐な白い花とグリーンの葉、木の実のプリントが美しく施されています。首元のボウタイやウエスト、袖口にはシックなネイビーが配され、全体を引き締めるアクセントとなっています。ヘアスタイルはハーフアップにまとめられ、耳元にはパールのイヤリングが品格を添え、エレガントな印象でした。
このワンピースは、神戸発祥のエレガントな婦人服ブランド「Viaggio Blu(ビアッジョブルー)」のものであると見られています。ブランドのECサイトによれば、このデザインは昨シーズンの秋冬コレクションとして販売され、価格は59,400円(税込)でした。現時点ではSサイズ、Mサイズともにすでに完売していますが、発売から時間が経過しているため、今回の佳子さまの着用が直接的な完売理由であるかは定かではありません。しかし、これまでも佳子さまがお召しになった洋服やアクセサリーに注目が集まり、品薄や完売となる例は多く、今回も同様に「同じものを購入したい」という声がSNSなどで見られ、商品の特定が進められていました。
SNSでの絶賛の声
佳子さまの花柄ワンピース姿は、SNS上でも大きな反響を呼び、「本当に素敵」「お似合い」といった絶賛の声が多数寄せられています。
- 「TPOに合わせた装い、本当に素敵です」
- 「モデルさんよりお似合い。着こなしが素晴らしい」
- 「センスが良くて、見ているだけで幸せな気持ちになります」
- 「華やかで品があって、佳子さまにぴったり」
など、そのファッションセンスと着こなしを称賛するコメントが多く見られました。
結論
ブラジル公式訪問中の佳子さまは、各地で日系人社会との温かい交流を深め、日本の皇室を代表して両国の友好親善に努められています。そのご活動に加え、公務の場にふさわしい品格と華やかさを兼ね備えたお召し物は、国民からも広く注目され、今回の花柄ワンピースのように多くの人々を魅了しています。訪問はまだ始まったばかりであり、今後のご活躍と、さらに注目される装いにも期待が寄せられます。
Source link: https://news.yahoo.co.jp/articles/4c47f678990a50dc893f8c004df9f4c40515cae3