長嶋茂雄氏告別式、盟友・王氏ら参列 玉川徹氏が語った「昭和の終わり」

野球界の偉大な功労者、長嶋茂雄さんが肺炎のため89歳で逝去されたことを受け、2024年6月8日に都内の桐ケ谷斎場にて告別式がしめやかに営まれました。この様子は、翌9日放送のテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」でも詳しく報じられています。式には、長嶋さんの盟友であるソフトバンク球団会長の王貞治氏(85歳)、読売巨人軍OB会長の中畑清氏(71歳)、そしてまな弟子として知られる元巨人・松井秀喜氏(50歳=現ヤンキースGM特別アドバイザー)らが参列し、それぞれが故人への弔辞を読み上げました。球団OBを含む約96人が集まり、約1時間半にわたり、日本野球界の至宝との最後の別れを惜しみました。

告別式の模様を報じた「羽鳥慎一モーニングショー」に出演したコメンテーターの玉川徹氏(元同局)は、長嶋さんの訃報と告別式に触れ、感慨深げに自身の思いを語りました。

玉川徹氏、「昭和というものが終わっていく」

玉川氏は「いろいろなお話を聞いていると、僕らも昭和生まれですけどね。昭和っていうものが終わっていくなあっていう…。もしかしたら、ここで終わったのかなって気さえしますね」とぽつりと述べ、長嶋さんの死が自身の世代にとって一つの時代の区切りであると感じていることを明かしました。

テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」で報じられた長嶋茂雄氏の告別式に関する一幕テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」で報じられた長嶋茂雄氏の告別式に関する一幕

さらに玉川氏は、昭和を象徴するスーパースターとして、長嶋さんの名を挙げ、石原裕次郎さんや美空ひばりさんと比較しました。

「昭和っていうと、いろいろな象徴する人がもちろんいるんだけど、スーパースターで言うと、やっぱり長嶋さん。それから石原裕次郎さん、美空ひばりさんなのかなって思うんですよ」と玉川氏は続けました。石原裕次郎さんと美空ひばりさんはともに52歳という若さで亡くなりましたが、長嶋さんは長く活躍し、多くの人々に愛され続けました。

長嶋茂雄氏の告別式、オレンジの花に彩られた祭壇の様子長嶋茂雄氏の告別式、オレンジの花に彩られた祭壇の様子

玉川氏は「美空ひばりさんと裕次郎さんは若くして亡くなられた。それでずっと昭和を背負ってこられた長嶋茂雄さんも去ってしまったなっていう、そういう感じがしますね」と述べ、長嶋さんの逝去が、昭和という時代そのものの終焉を強く感じさせる出来事であることを強調しました。野球界における長嶋さんの功績はもちろんのこと、彼が国民的な人気者として日本の社会に与えた影響の大きさを改めて感じさせる一日となりました。多くの人々が、偉大な「ミスター」の冥福を祈っています。

参考資料

  • 報知新聞社 / Yahoo!ニュース
  • テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」