【AFP=時事】フランスの自動車大手ルノーは8日、政府からウクライナでのドローン製造を検討するよう打診されたことを明らかにした。ただ、決定はまだなされていないとしている。
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ルノーの広報担当者はAFPに対し、「国防省から連絡があり、やり取りしたが、現段階では決定はしていない。プロジェクトの詳細について省から提示されるのを待っているところだ」と語った。
ラジオ局フランス・アンフォは、「(ウクライナの)前線から数十~数百キロ離れた場所」にルノーがドローンの生産ラインを開設する予定だと報じた。情報源は示されていない。
報道に先立ち、セバスチャン・ルコルニュ国防相は6日、「フランス車を製造する大企業」が国内防衛メーカーと提携し、ウクライナで「ドローン生産が可能な」生産ラインを建設する見通しだと述べていた。仏政府はルノー株の15%を保有している。【翻訳編集】 AFPBB News