西武池袋線、JR武蔵野線への直通運転を検討 2028年度めど


【写真】JR武蔵野線を走る電車=JR東日本提供

 西武池袋線は、池袋駅(東京都豊島区)から飯能駅(埼玉県飯能市)を経て西武秩父線につながる。JR武蔵野線は府中本町駅(東京都府中市)から南浦和駅(さいたま市)や西船橋駅(千葉県船橋市)をつなぐ環状路線で、JR京葉線に乗り入れる。

 連絡線は現在、機関車の牽引(けんいん)で鉄道車両を移動させるのに使われ、昨年には小田急電鉄の中古車両を西武線内に運び込むルートとなった。この連絡線を使えば、新たな用地を取得せずに西武池袋線とJR武蔵野線を直通させることが可能になるという。

 西武鉄道は「28年度をめどに臨時列車を直通させる方向で検討している。お客様の利便性向上や新たな流動の創出など、両社の沿線価値向上を含めたバリューアップを進める」とコメント。JR東も「直通運転を検討していることは事実」としている。(細沢礼輝)

朝日新聞社



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