《高2でミスコン挑戦》元天才子役(18)が渡米した意外な理由と「差別」“ アジア人透明化”で考えさせられたこと


【写真】映画『八日目の蝉』でアカデミー賞受賞・渡邊このみ(18)さんの現在、渡米後“アジア人透明化”で考えさせられたこと

 5月16日には、終戦80年の特別企画として制作された映画『80年後のあなたへ』に出演する。「子役」を経て脱皮した渡邉が、「今」を語る。【全3回の第3回。第1回から読む】

必ず「元子役」と言われるのがイヤだった

 元子役、と言われるのがイヤだった時期もあります。もう16歳なんですけど、みたいな(笑)。でもそれも自分の一部。私たる人物の紹介には、元子役でいろんな作品に出演していたという事実は、いちばんわかりやすいのは事実ですから、今はOKです。だって、やってきたことは変わらないので。

──ポジティブに捉えられるようになったということでしょうか。

 うーん……もともと私、めっちゃ怖がりなんです。人も失敗もすべてが怖い。でも、自分で自分の苦しかった過去をネガティブな体験にしたくない。今、生きるなかで“光”を認識できるのは、痛みを知っているからだと思うようにしています。

──高卒認定試験を受験し、高卒資格を取得されました。学ぶことが好きなように感じますが、大学への進学は?

 大学には行きたいという気持ちは強いのですが、今はまだ受験はしていません。今は大学進学に向けてじっくり考えるための時間として、「ギャップイヤー」を過ごしています。アルバイトをしながら社会経験を積んだり、自分の興味関心を深める勉強をしたりと、これまでできなかったことに挑戦している期間なんです。

 日本は新卒採用文化が根強いので、高校を卒業したらそのまま大学受験という流れが一般的ですけど、私にとっては、「今じゃない」。まだ、「ここに行きたい!」と思えるような、自分に合う大学がみつかっていなくて。納得した人生を歩むためにも、ギャップイヤーでいろいろなものを見たり、勉強したりしておくのもいいかなと。



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