「反日」どころではすまない韓国・李在明大統領のヤバい考え、核武装に走る可能性も…2度の自殺未遂、市長、弁護士経験という異色の大統領はどんな人物か?


【写真】韓国・李在明新政権の安全保障上の懸念

 李在明氏がここまで苦戦した理由はいくつかあるが、「尹錫悦は嫌だが、李在明も嫌だ」と公言する人が多いように、俗物と評される人間性も理由の一つだ。韓国人が忌避するほどの大統領が舵取りする新政権は、日本にどのような影響を与えるのだろうか。本稿では安全保障政策にスポットを当てて論考する。

「実用主義」を掲げる李在明大統領

 このような経歴から、盧武鉉・文在寅元大統領と同じく市民運動家・弁護士出身の進歩政治家と大きく括られがちだが、李在明氏の金看板は「実用主義」だ。理念重視だった盧・文氏とはこの点が大きく異なり、6月4日の大統領就任演説でも「実用的市場主義政府になる」と明言している。

 では、損得勘定を最重視する李在明氏は大統領選挙に際して、どのような公約を掲げていたのだろうか。外交・安全保障では、外交領域の拡大と多角化で新アジア戦略を推進しつつ、北朝鮮の非核化と米韓同盟に基づく抑止力を確保するとしていた。ちなみに、公約に登場する外国は米国と中国、北朝鮮だけで、日本を含めたその他の国への言及はない。

 この公約を一読すると、これまでの政権と大きな違いはないように感じる。日本の大手メディアや有識者も、米韓・日韓関係が大きく変わることはないという認識で共通しているようだが、果たしてそうなのだろうか。



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