高齢男性の喉から“12センチの鍵”、死因はコロナ? 遺族が病院提訴「真実を知りたい」


【現物の写真はこちら】のどから取り出されたキーホルダー付きの鍵

●喉の痛みをうったえ始めた2日後に鍵が見つかる

その際、認知症と診断されて、おむつを触るなどの行為があったことから、ファスナー付きのつなぎ服を着用させられた。

ファスナーは鍵をかけるタイプで、鍵は大西さんの手が届かない病室の上部にかけて管理されていたという。

大西さんは2022年9月13日夜から喉の痛みをうったえはじめ、翌14日に新型コロナウイルスに感染したことが判明した。

9月15日に胸部レントゲン検査を実施したところ、喉に鍵の影が写っていることがわかり、その日に手術がおこなわれて取り出された。

大西さんは9月22日に亡くなった。死亡診断書には「COVID-19感染症」が直接死因と記載された。

●遺族「鍵の捜索や誤飲してないことを確認する義務を怠った」と主張

訴状によると、病院側は、大西さんの鍵を最後に使ったのは9月13日午後6時から午後9時で、翌14日午前3時ごろには鍵がなくなっていることに気づいたという。

こうした経緯から、遺族は「鍵を捜索し、患者が誤飲したりしていないことを確認する義務があったにもかかわらず、これを怠った」と主張している。

また、大きな鍵が喉に引っ掛かり、喉の痛みをうったえている状況で44時間以上も過ごさざるを得なかったことを踏まえ、死亡との関係について「仮に因果関係にCOVID-19による肺炎が介在していたとしても、少なくとも割合的因果関係が認められる」としている。



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