テスラCEOのイーロン・マスク氏は、トランプ前大統領への批判投稿について「後悔している。行きすぎだった」と表明。トランプ氏も評価し、両氏の関係改善が注目される。
イーロン・マスク氏とトランプ前大統領、米ホワイトハウスでの会談風景。両氏の関係性を巡る報道に関連。
マスク氏の「後悔」投稿
米電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は11日、自身のX(旧ツイッター)アカウントで、トランプ前大統領を批判した一部の投稿について「後悔している。行きすぎだった」と投稿した。これは、最近関係が悪化していたトランプ氏に対する事実上の「謝罪」と受け止められている。
トランプ氏、マスク氏を評価
マスク氏の謝罪とも取れる投稿に対し、トランプ氏は同日、米ニューヨーク・ポスト紙のインタビューで「マスク氏がしたことは素晴らしい」と評価するコメントを述べた。これにより、かつて緊密だった両氏の関係が修復に向かう可能性が浮上した。
対立の背景
両氏は今月上旬、トランプ氏が提唱する大型減税を柱とした政権の目玉法案を巡って激しい非難の応酬を繰り広げ、関係が悪化していた。マスク氏は、トランプ氏の政策に対する批判的な立場を表明していた。
ビジネスへの影響か
しかし、この対立がテスラの株価に一時的に急落を招くなど、マスク氏のビジネスに悪影響を与える兆候が見られた。このため、マスク氏が関係の軌道修正を図る必要性を感じたと指摘する見方もある。
今回のマスク氏の表明とトランプ氏の肯定的な反応を受け、決裂寸前だった両氏の関係が今後どのように変化していくか、国内外で関心が集まっている。
出典: https://news.yahoo.co.jp/articles/2d1c9d5d0e825c11a7d3097fdd9bbc7117bc2a78