佳子さま、デフリンピック閉会式にロイヤルブルーでご出席 – 注目集まるファッションの変遷

11月26日、聴覚障害者による世界最大の国際総合スポーツ大会「東京2025デフリンピック」が、12日間にわたる熱戦を終え、閉幕を迎えました。東京・渋谷区の東京体育館で行われた閉会式には、秋篠宮家の次女である佳子さまがご出席され、そのお召し物が大きな注目を集めました。

デフリンピック閉会式でのご公務復帰と装い

佳子さまは、デフリンピック開会式にご家族で出席された後、新型コロナウイルスに感染。その後、ご公務を一時的に取りやめられていましたが、24日に復帰され、競技をご観戦されました。そして閉会式では、笑顔でお手振りをされたり、手話を交わされたりする姿が見られました。この閉会式で佳子さまがお召しになっていたのは、鮮やかなロイヤルブルーのワンピースでした。ウエストから裾にかけて広がるペプラムデザインが特徴で、耳元にはブルーのイヤリングを合わせ、洗練された印象を与えました。開会式で着用されていた桜色のワンピースとは対照的に、ガラリと雰囲気を変えられたかたちです。

デフリンピックでの佳子さま(写真:JMPA)デフリンピックでの佳子さま(写真:JMPA)

称賛の声とブランド特定

佳子さまのこの上品な装いに対して、ニュースサイトのコメント欄では「とてもお似合いで、素敵です!」「ペプラムー!今いちばん流行の形。さすが佳子様。そしてこのロイヤルブルーは佳子様しか着こなせない」といった称賛の声が相次ぎました。また、このワンピースはファッションブランド「CELFORD」から昨年に発売された「ポンチペプラムタイトワンピース」(19,800円)ではないかと見られています。佳子さまは今年10月の佐賀ご訪問時にも、同ブランドと思われるピンクベージュのツイードワンピースをお召しになっていました。過去には、昨年5月のギリシャご訪問でパルテノン神殿を視察された際に、ファッションブランド「Pierrot」の2,990円のブルーのサマーニットを着用され、一時的に商品が売り切れるほどの人気を博したこともあります。

物議を醸した以前のワンピースと変化の可能性

一方で、佳子さまが今年10月8日に滋賀県彦根市で開催された「第79回国民スポーツ大会」の総合閉会式で着用されたワンピースは、一部のSNSで波紋を呼びました。この時お召しになっていたのは、ロイヤルブルーのワンピースで、歩くとスカートがふんわりと広がる美しいシルエットが印象的であり、「琵琶湖カラー」として注目を集めました。しかし、胸元に施されたダーツのデザインにより、写真の角度によっては「ボディラインが強調されて見える」として、一部で懸念の声が上がったのです。

このワンピースは、今年9月6日に執り行われた悠仁さまの成年式に伴う私的な祝宴でも着用されていたものと同じと見られており、ドメスティックブランド「TADASHI SHOJI(タダシ ショージ)」のコレクションであると考えられています。この際、皇族としての品位を問う声まで上がり、賛否が巻き起こる事態となりました。それ以降、佳子さまは同じワンピースをご公務でお召しになっていないようです。今回のデフリンピック閉会式で着用されたブルーのワンピースは、上半身にややゆとりがあり、手首が見える袖丈であったことから、手話をする際の手元が見えやすいように配慮された選択とも推察されます。佳子さまがご自身の報道や国民の意見を把握され、TPOに合ったお召し物を選ばれる中で、過去の反響も考慮されている可能性がうかがえます。

今回のデフリンピック閉会式での佳子さまのロイヤルブルーの装いは、その優雅さで多くの人々を魅了しました。公務の場におけるファッション選択が注目される中で、佳子さまが常に国民の期待に応え、適切かつ品位ある姿を示そうとされていることが、その装いの変化からも見て取れます。