茨城県つくば市にある筑波大学で6月1日、毎年恒例の「やどかり祭」が開催された。この学園祭に、同学生命環境学群で学ばれる秋篠宮ご夫妻の長男、悠仁さまが参加され、学生たちとの自然な交流を通じて、大学生活を満喫されている様子が伺えた。
大学生活への順応と周囲の反応
「やどかり祭」は、平砂学生宿舎近辺で主に新入学の1年生が中心となって準備・実行する学園祭だ。やどかり祭関係者は、この祭りが多くのカップルを生むことから「やど祭マジック」と呼ばれるほどだと語る。戦後初めて男性皇族として学習院大学以外の大学に通学されている悠仁さまの筑波大学入学は、大きな注目を集めてきた。悠仁さまが講義を受けられる棟のセキュリティ強化や、茨城県警による定期的な巡回などが行われ、一部の学生や関係者からは戸惑いの声も聞かれるという。しかし、筑波大学関係者によると、悠仁さまご自身は、そのような微妙な雰囲気を感じ取られているのかもしれない。キャンパス生活に自然と溶け込むため、新入生歓迎イベントなどには積極的に参加されているとのことだ。
やどかり祭での活発な交流
やどかり祭で、悠仁さまが所属する生命環境学群生物学類のクラスが出したのは「わらび餅ドリンク~飲むアメーバ~」というユニークな模擬店だった。販売担当のシフトには入っていなかった悠仁さまだが、模擬店の売り上げにはかなり貢献されたようだ。悠仁さまをひと目見ようと、多くの学生が店の近くに集まったからだ。
筑波大学やどかり祭にて、模擬店の前で学生たちと交流する悠仁さまの様子
集まった学生に対し、悠仁さまは非常に気さくに対応されたという。挨拶を交わすだけでなく、なんと記念撮影の求めにも快諾されたのだ。「悠仁さま、写真撮影お願いできませんか?」「いいですよ!」というやり取りの後、悠仁さまは学生たちと肩を寄せ合い、笑顔でピースサインを見せられた。
筑波大学やどかり祭で、学生たちの記念撮影に応じ、笑顔でピースサインをする悠仁さま
生命環境学群の「リア充率」の高さが影響か
悠仁さまがこのように明るくのびのびと大学生活を送られている理由の一つとして、選ばれた学群(学部)の雰囲気があるのではないかと、ある筑波大OBは語る。OBが根拠として挙げるのは、ある大学生向けSNSアカウントが毎年実施している大学別の調査結果だ。このアカウント「Univlife-FYD」は、フォロワーに「恋人はいますか?」というアンケートを実施し、大学別・学群別のいわゆる「リア充率」を発表している。
Univlife-FYDが5月26日付けの投稿で発表した最新の「筑波大学 学部別リア充率」によれば、全10学群のうち、1位は社会・国際学群の76.5%、そして2位が悠仁さまの生命環境学群で73.0%だった。これは、学生4人のうち約3人が「恋人がいる」という計算になる。前出のOBは、「体育専門学群は50%で9位。生命環境学群は直近3年間(24年76.5%、23年76%、22年78.9%)も毎年2位をキープしている」と補足した。なお、「Univlife-FYD」は大学ごとのリア充率も発表しており、1位が青山学院大学(69.39%)、2位が名古屋市立大学(61.9%)に対し、筑波大学全体では57.89%で11位だったという。
OBの分析によると、筑波大学は都心から離れており、一人暮らしの学生が多いことから、「交際相手は同じ筑波生」という傾向が強く、それが全体的なリア充率を高める一因となっている。特に生命環境学群は新入生歓迎イベントが充実しており、学生が真面目で積極的に参加するため、入学後すぐに学生間の距離が縮まりやすい印象があるとのことだ。
まとめ
やどかり祭での学生たちとの気さくな交流や、所属する生命環境学群の和やかな雰囲気が、悠仁さまの筑波大学での学生生活への順応を後押ししている様子が伺える。いずれ、つくば市内の集合住宅から通学される予定の悠仁さま。「4人のうちの3人」に数えられる「リア充」の一員として、さらに充実したキャンパスライフを送られることだろう。
参考文献:
- やどかり祭関係者
- 筑波大学関係者
- 筑波大OB
- Univlife-FYD (Xアカウント)