4人組人気バンド「SEKAI NO OWARI」のボーカルFukaseさんが、自身のインスタグラムを通じて、過去約2年間にわたり経験した深刻な体調不良について赤裸々に告白しました。当時の苦悩を物語る複数の写真も公開され、この衝撃的な告白はファンや世間に大きな波紋を広げ、心配と同時に多くの励ましや感謝の声が寄せられています。この個人的な闘病体験の共有は、公の人物が直面する健康問題とその精神的な影響という、現代社会における重要なテーマにも触れるものです。
壮絶な体調不良の日々と当時の姿
Fukaseさんは、自身のインスタグラムに投稿した中で「この写真は載せるつもりは無かった」と前置きしつつ、体調が優れなかった時期の写真を複数公開しました。その写真について、「目に力が無く、無感動で、無感情な表情は人からは分からないかも知れないけど、自分から見ると今でも鮮明にショッキングに映る」と表現。当時の精神的な状態が身体にも影響していたことを示唆しました。
体調不良の具体的な症状については、「酷い船酔いの様な、二度と酒を飲まないと誓う二日酔いの様な体調がおよそ二年間続いた。(中略)食事は喉を通らないが、酒を浴びるように飲めば吐くほどのピザを胃に詰め込んだ」と明かしています。これは、日常的な生活や活動にも支障をきたすほど深刻な状態であったことを物語っています。
体調不良に苦しんでいた頃のSEKAI NO OWARI Fukaseの表情
さらに、当時の自身の言動についても振り返り、「少ない口数だが、出てくる言葉は禍々しく、汚く、醜く、弱かった。謝っているような、怒っているような」と述べ、周囲の人々に迷惑をかけ、傷つけてしまったことを認めました。「許されるとは思っていないけど、許せる人にはなれると思っている」と心境を吐露し、自己と向き合う姿勢を見せています。
回復への道のりとファンからの温かい反響
約2年間に及ぶ困難な時期を経て、Fukaseさんは「回復して一年半。ようやく自分の人生を前に進み始める事が出来ました」と現在の状態を報告。長いトンネルを抜け出し、再び前向きに活動できていることへの安堵と喜びを表しました。
この赤裸々な告白に対し、ファンからは瞬く間に多くのコメントが寄せられました。「話してくれてありがとう」「生きててくれてありがとうございます」といった、彼の存在そのものへの感謝のメッセージや、「深瀬さんらしく生きてください」「帰ってきてくれてありがとう。読んでたら涙が出てきました」といった、共感や応援の声が溢れています。
SEKAI NO OWARIのメンバー写真 左からNakajin, Fukase, Saori, DJ LOVE
中には「私もやっと復活してきたよ セカオワがずっと寄り添ってくれるからだよ」「ありがとう。いっぱい救われてます」「一言一言が心に全部刺さりました」など、Fukaseさんの音楽や存在が自身の支えになっているという感謝の言葉も多く見られました。著名人が自身の困難を包み隠さず語ることで、同じような悩みを抱える人々に勇気を与え、共感を呼ぶ好例と言えるでしょう。
SEKAI NO OWARIのボーカリストとして、また一人の人間として、壮絶な体調不良と精神的な苦悩を乗り越えたFukaseさん。彼の率直な告白と、それに対するファンからの温かいサポートは、SNS時代における著名人とファンの新たな絆の形を示しています。回復を遂げ、再び前進を始めた彼の今後の活動に、さらなる期待が寄せられています。
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