国民民主党、山尾志桜里氏の参院選公認見送り決定と玉木代表の過去不倫報道再燃

国民民主党は、次期参議院選挙の比例代表候補として擁立を予定していた山尾志桜里元衆議院議員(50)について、公認を見送ることを決定しました。この異例の判断が、党内に波紋を広げています。山尾氏の擁立を巡っては、過去に報じられた弁護士・倉持麟太郎氏(42)との不倫疑惑や、議員パスの不正利用問題などが再び取り沙汰され、党内外から強い反発の声が上がっていました。

山尾氏は6月10日に出馬会見を行いましたが、その際の質疑応答における答弁にも批判が集まりました。これを受け、国民民主党は翌11日に山尾氏の公認見送りを正式に決定しました。

公認見送りの理由と玉木代表の説明

国民民主党の玉木雄一郎代表(56)は、公認見送りの理由について、6月12日早朝に自身のXアカウントを更新し、以下のように説明しました。

「現時点で、有権者をはじめ、党内外からの理解と信頼を十分に得られているとは言い難く、最終的に正式な公認への移行を見送ることとしました」

この玉木代表による決断は、前例が少ない対応として注目されています。

国民民主党の山尾志桜里氏が記者会見に臨む様子国民民主党の山尾志桜里氏が記者会見に臨む様子

山尾氏問題が玉木代表の過去不倫報道を再燃

山尾氏の公認取り消しを巡る騒動は、思わぬ形で玉木代表自身の過去の不倫報道を蒸し返す結果となりました。SNS上では、今回の件に関連して玉木代表に対する辛辣なコメントが見られます。

例えばXには、《少し期待していた政党だけにグラドル事件からの凋落は残念でなりません》《自分が山尾志桜里にオファーを出したのに、玉木は酷いヤツだ。元グラドルとの不倫と一緒だね》といった批判的な投稿が寄せられています。

玉木代表については、昨年11月11日に「Smart FLASH」で元グラビアアイドル・小泉みゆき氏(40)との不倫疑惑が報じられました。玉木代表は同日午前に開いた緊急記者会見で報道内容を「おおむね事実です」と認めて謝罪し、その後、党の倫理委員会の調査によって3カ月の役職停止処分を受けています。

報道相手・小泉みゆき氏のその後の状況

一方、不倫相手として報じられた小泉みゆき氏は、報道直後にSNSアカウントが突然削除されるなど、しばらく公の場から姿を消しました。

かつて芸能事務所に所属し、女優やレースクイーンとしても活動した小泉氏は、抜群のプロポーションで知られ、過去には写真集も発表しています。不倫疑惑が報じられる前は、地元である香川県高松市の観光大使を務め、SNSを通じて積極的に地元の魅力を発信していました。しかし、報道をきっかけに情報発信の手段を断たれたことで、ファンの間では心配の声が広がっていました。

小泉氏が雲隠れ状態となったことから、特にメディアで大きく注目されたのが、高松市観光大使としての今後の進退でした。不倫疑惑が報じられてから4日後、高松市役所の観光交流課担当者は本誌の取材に対し、「(小泉氏とは)事実関係も含めて確認が取れていない状況」だと説明していました。また、この時点で市役所への問い合わせが「200件を超えている」ことも明らかになっています。

高松市によれば、小泉氏に観光大使を委嘱したのは2019年12月で、報酬は発生しない「ボランティア」という位置付けでした。市からイベント出演依頼などを行うことはなく、あくまで「個人活動として高松市をPRする」形態だったとのことです。当時、観光大使の解嘱の可能性があるか尋ねたところ、市担当者は「まだ検討をしていないので何とも言えませんが、解嘱自体はあり得ると思います」と回答していました。

一連の騒動は、国民民主党とそのリーダーシップに対する有権者の評価に影響を与える可能性があり、今後の展開が注視されます。