全国無料放送のBS局「BS10」が運営する麻雀プロチーム「BEAST X(ビーストテン)」は、Mリーグ 2025-26シーズンに向けた「メンバー入替オーディション」の模様を生放送で届けている。2024年6月15日(日)に放送される決勝戦2日目では残り2試合が行われ、この戦いを制した優勝者が「BEAST X」の新メンバーとしてMリーガーとなる権利を手にする。
「BEAST X メンバー入替オーディション」佳境に
決勝戦に進出したのは、浅井裕介プロ、新井啓文プロ、下石戟プロ、菅原千瑛プロの4名。特に現在2位につける新井啓文プロと3位の下石戟プロは、このBEAST Xオーディションだけでなく、EX風林火山のオーディション「IKUSA」にも出場が決定している。15日(日)はまず「IKUSA」の準決勝に出場し、その後BEAST Xの決勝戦に臨むという過密スケジュールとなる。
当日、万が一「IKUSA」の終了時間が夜7:00を過ぎた場合は、「IKUSA」会場からBEAST Xオーディション会場へ向かう移動の様子も中継される予定だ。生放送ならではの臨場感と、プロ雀士のリアルな一日が映し出されることとなる。
出場者コメントに見る最終日の意気込み
最終決戦を前に、各出場者がコメントを発表した。
浅井裕介プロは自身の持ち味である「先行した時に活きる麻雀」に言及し、現在のリードを守り切りたいと語る。「残り2試合を根性でこのまま逃げ切りたい」と、首位としての決意を示した。
新井啓文プロは、浅井プロに「みんなが沈めにいく”負のバイアス”がかかる」と分析。自身は「IKUSA」からの連戦で「ヘロヘロになって来る」としつつも、「良いテンションで良い麻雀を最後までお見せしたい」と、過酷な状況でも楽しむ姿勢を見せた。
下石戟プロは、浅井プロの優勝阻止に意欲を燃やす。「浅井さんがあと2連勝したら優勝みたいな感じなので、気合入れていきます」と述べ、「4人全員の苦しんでいるところを楽しんで見てください」と視聴者へメッセージを送った。
菅原千瑛プロは、優勝条件として「2連勝かつ並びが重要」と厳しい状況を認識している。トップとの約200ポイント差を前にしても、「しっかり最終日を最後の最後まで諦めずに戦いたい」と、逆転優勝へ強い意志を見せた。
決勝戦1日目までの戦績と最終日の展望
決勝戦1日目では3試合が行われた。
【決勝戦1日目 試合結果】
- 第1試合:新井啓文プロが2度の4000オールを決め+89.8ptの大トップ。2着下石戟プロ、予選トップ通過の浅井裕介プロは▲34.4ptで沈み、順位が変動した。
- 第2試合:南3局、南4局と連続でアガった菅原千瑛プロが+56.2ptを獲得しトップ。浅井裕介プロが2着となり、新井啓文プロと下石戟プロはマイナスとなった。この試合では東3局での浅井プロのアガリに対し、新井プロが悔しさを見せる場面もあった。
- 第3試合:新井啓文プロと浅井裕介プロがトップを争う展開。南3局で新井プロがリーチをかけるも浅井プロが押し切りアガリ。結果は1着浅井裕介プロ(+68.2pt)、2着新井啓文プロ(+10.4pt)で終了した。
選手名 | 決勝1日目終了時ポイント |
---|---|
浅井裕介 | +41.2 pt |
新井啓文 | +80.7 pt |
下石戟 | -68.9 pt |
菅原千瑛 | +4.1 pt |
BEAST X メンバー入替オーディション決勝戦に出場する浅井裕介、新井啓文、下石戟、菅原千瑛プロ
1日目を終え、浅井裕介プロがトップに立っているものの、他の3選手もMリーガーの座を諦めていない。浅井プロは残り2試合で2着以上であれば優勝が濃厚となる一方、新井プロ、下石プロ、菅原プロの3選手は逆転優勝のために2連勝がほぼ必須となる厳しい状況だ。
BEAST X メンバー入替オーディション決勝戦1日目終了時点の戦績表
緊迫の最終局面を迎えるBEAST Xメンバー入替オーディション。Mリーガーの夢をかけた最後の戦いは、2024年6月15日(日)夜7:00よりBS10にて生放送される。
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