インド墜落機「ボーイング787」の製造工程の「手抜き」を内部告発していたエンジニアがいた


【画像】 インド墜落機「ボーイング787」の製造工程の「手抜き」を内部告発していたエンジニアがいた

米紙「ワシントン・ポスト」によれば、787型機の就航は2011年。ボーイングが長距離路線の未来形として発表し、ドリームライナーの愛称で呼ばれる燃費効率の高い旅客機だ。

これまでに70を超える航空会社が受注し、世界で1100機以上が運航している。まだ納品していない受注残も900機近くあるという。

胴体の組み立てが「雑」だと警鐘

ボーイングのエンジニアとして長年の経験を持つサム・サレフプールは、787型の製造工程での欠陥を指摘した。

彼によれば、胴体部分を組み立てる際、異なるメーカーによって作られたパーツがうまく接合しないところを、力づくで固定しているのが問題だという。結果として、パーツの変形につながり、ひいては機体の経年劣化を速めたり早期に故障したりする可能性があると警鐘を鳴らした。

製造の迅速化や効率化を重視するあまり、「手抜き」の工程が採用されていると訴えたわけだ。

COURRiER Japon



Source link