自民推薦の現職破り43歳が初当選 小泉農水相の地元・三浦市長選


 8日の告示日にあった現職・吉田氏の出陣式には、県議や市議らが駆け付け、三浦市を地盤とする小泉進次郎農水相の応援メッセージも読み上げられた。

 市政の継続か刷新かが焦点となったが、市民の多くは刷新を望んだ。

 出口氏は昨年3月に地元へ拠点を移し、今年1月、支持者らと「新しい三浦市政を考える会」を設立した。「しがらみを絶つ、古い政治の一掃」を掲げ、「三浦市を良くするためには市民が声をあげる必要がある」などと訴えてきた。

 吉田氏は4月の立候補表明の際、多選批判について「ご指摘はきちんと受け止め、注意しながら市政に取り組んでいる」と語っていた。選挙戦では5期20年の実績を強調し、三崎漁港周辺の再開発を進める「新海業プロジェクト」の総仕上げなどもアピールしたが、及ばなかった。秋葉氏は知名度不足だった。(具志堅直)

■三浦市長選の得票

当 7,782 出口 嘉一 43 無新 (1)

6,562 吉田 英男 69 無現

768 秋葉 俊二 56 無新

(確定得票)

朝日新聞社



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