歌手・中森明菜の活動再開への期待が高まる中、彼女のプライベート、特に家族関係に再び注目が集まっています。メディアへの露出が増える一方で、実家との長年にわたる断絶が報じられています。今回は、その背景と最新の状況について詳述します。
1987年の日本歌謡大賞授賞式での歌手・中森明菜
近づく完全復活? メディア露出の増加
長らく活動が制限されていましたが、中森明菜の「完全復活」が現実味を帯びてきました。今年に入り、まず野外音楽フェスへの出演が報じられ、さらにテレビ番組への登場も実現。特に、デビュー43周年記念日のコンサート模様を放送したNHK BSでは、客席で鑑賞する彼女の姿が映し出され、ファンを沸かせました。加えて、6月6日にはラジオ番組『中川家 ザ・ラジオショー』に生出演。兄である中川家・剛氏の強い希望により実現したもので、着実に活動の場を広げている様子が伺えます。(スポーツ紙記者談)
迎える還暦と「時の記念日」に思うこと
そんな明菜さんも、来る7月13日には60歳を迎えます。実兄は、6月10日が母親の命日であり、かつ「時の記念日」であることに触れ、「だからこそ明菜にも、時間を大切にして生きてほしいと思っています」と静かに語りました。これは、過去に捉われず未来へ進んでほしいという、兄としての願いが込められているのかもしれません。(実兄談)
父の逝去、深まる家族との溝
明菜さんの活動が注目される一方で、家族との関係は複雑です。2024年12月、実父・明男さんが亡くなりました。しかし、きょうだいからの連絡にも、明菜さんからは今も音沙汰がないといいます。この断絶の原因は、家族が明菜さんのお金を使い込んだと彼女が疑っていることにあるとされています。最後に家族と顔を合わせたのは、母親が亡くなった1995年。それ以来、実に30年の時が流れています。父の火葬後、きょうだいが集まった際には、父と明菜さんの思い出話も出たそうですが、後述する養子縁組についても悲しみが共有されたといいます。(実兄談)
中森姓を捨てて…養子縁組が意味するもの
明菜さんが「中森」の姓を離れ、所属事務所の女性社長と養子縁組をしたことは、今年2月4日発売の週刊女性で報じられ、大きな波紋を呼びました。これは、実家である中森家との完全な決別を示す、明菜さん自身の強い意思表示ではないかと見られています。時代を象徴する歌姫として知られる彼女の原点には、中森家での幼少期があったはずですが、その縁を断ち切る選択をしたようです。
長年の沈黙を破り、再びメディアの前に姿を見せ始めた中森明菜さん。その復帰は多くのファンに喜びをもたらしていますが、同時に実家との深い断絶というプライベートな問題を抱えていることも明らかになりました。還暦を前に、歌姫として、そして一人の人間として、彼女がどのような道を選び、未来へ進んでいくのか、今後も注目が集まるでしょう。
出典:https://news.yahoo.co.jp/articles/0e08657a45fdd82b34a742c02b07b01dc441c