日曜劇場「キャスター」最終回に疑問と不満の声多数、視聴者「謎が残りすぎ」

TBS系日曜劇場「キャスター」の最終話が15日に放送され、主演の阿部寛をはじめとするキャスト陣の熱演にも関わらず、怒涛の展開ゆえに視聴者からは辛辣な声が多く上がった。

最終話では、進藤(阿部寛)が新聞記者だった父の死にJBNの国定会長(高橋英樹)が関わっていると見て追及する一方、市之瀬編集長(宮澤エマ)の反社会勢力との繋がりが週刊誌に報じられるなど、様々なエピソードが盛り込まれた。怪しい人物が実は黒幕ではなかった、という展開も繰り返された。

最終話で残された主な謎と視聴者の反応

ネット上で特に疑問の声が多く上がったのは、第9話で描かれた、JBNの本橋(道枝駿佑)のパソコンが不正アクセスされ、進藤のスキャンダルがリークされた件の犯人特定に関するくだりだ。

最終話では、ネット上で推測されていた通り、市之瀬編集長がパソコンを処分したとされ、その真意が問われる場面があった。しかし、その直後に市之瀬に関するスキャンダルが報じられたことが明らかになり、この件に関する真相追及がうやむやなまま、ドラマの焦点は別の話題へと移ってしまった。

日曜劇場「キャスター」主演の阿部寛さん日曜劇場「キャスター」主演の阿部寛さん

この展開に対し、SNS(旧Twitter)では「結局、本橋君のパソコンを処分したのはなんだったのか?とか、色々謎が残りすぎている」「解決してないことが多すぎる」「あの編集長はなぜ裏金写真のリークやパソコン廃棄に暗躍してたの?」など、多くの謎が未解決のままであることに対する指摘があがった。

さらには、お笑いタレントのヒコロヒーが演じた清掃員が謎のままだったこと、急に足を引きずる男が黒幕として登場するなど、既存の伏線が回収されないまま新たな展開が急に盛り込まれたことへの不満も噴出。「この茶番劇!何??」「最後の20分で詰め込みすぎ」「無理ある最終回」といった手厳しい意見が散見された。

結論:多くの謎を残したままの最終回に賛否

日曜劇場「キャスター」の最終回は、複雑に絡み合った複数の事件や人間関係が描かれたものの、一部の重要な伏線や謎が明確に解決されないまま幕を閉じた。このため、視聴者の間では「消化不良」「説明不足」といった感想が多く見られ、最終回としては疑問や不満が残る結果となったようだ。

Source: 中日スポーツ / Yahoo!ニュース