月9ドラマ「続・続・最後から二番目の恋」感動のクランクアップ、キャスト陣が11年間の絆を語る

小泉今日子と中井貴一がW主演を務めるフジテレビ系月9ドラマ「続・続・最後から二番目の恋」(毎週月曜夜9:00-9:54)が、このほど無事にクランクアップを迎えた。本作は、2012年放送の「最後から二番目の恋」、2014年放送の続編を経て、11年ぶりに制作された人気シリーズの最新作。撮影終了のセレモニーでは、主演の二人に加え、坂口憲二、内田有紀、飯島直子ら主要キャストが登壇し、作品への深い思いや共演者への感謝を述べ、感動的な瞬間が訪れた。日本ニュース24時間では、このクランクアップの模様とキャストのコメント、そして最終盤の見どころをお届けする。

主要キャストが続々と撮了、それぞれの感動

シリーズを彩る個性豊かなキャスト陣が、それぞれの撮影場所で続々とオールアップを迎えた。

飯島直子:涙で語った11年越しの再会への感謝

水谷典子役の飯島直子が、一足早くクランクアップ。制作陣からの掛け声と共に、現場に駆けつけた小泉今日子から熱い抱擁を受け、「お疲れ様でした!」と労われた。さらに中井貴一からも花束が贈られると、飯島は「みなさんの登場にビックリしました!」と涙ながらにリアクション。11年ぶりにシリーズに合流した飯島は、「11年経って、またこうやって一緒にみなさんと仕事ができて本当に感無量です。反省点もたくさんありますので、またこの機会を作っていただいて、それまで一生懸命に精進して戻って参りますので、ぜひよろしくお願いします!本当に楽しい現場でした。最高のチームでした!」と感謝を述べ、役柄の典子とは異なるしおらしい表情で撮影を終えた。

内田有紀:兄貴・中井貴一登場で感極まる

最終話の舞台となる鎌倉での撮影を終え、長倉万理子役の内田有紀がオールアップ。スタッフの掛け声に満面の笑みで応えていた内田だが、ギリギリまで姿を隠していたという“兄貴”と慕う中井貴一がサプライズで登場すると状況は一変。「キャアアアー!」と叫び出し、「ずるい~。明るく終わろうと思ったのに…」と涙をこぼした。中井から花束を受け取った内田は、「わたしの人生において、この“長倉万理子”と出会ったことで本当に豊かな素晴らしい人生を送れるようになりました。いろんな意識が変わったのも、この長倉万理子のおかげです」と役柄への深い愛着を語り、「長倉万理子のように生きていきたいと思っています。本当にありがとうございました!」と笑顔と涙で締めくくった。

月9ドラマ「続・続・最後から二番目の恋」のクランクアップを伝えるニュース記事のビジュアルイメージ月9ドラマ「続・続・最後から二番目の恋」のクランクアップを伝えるニュース記事のビジュアルイメージ

坂口憲二:俳優復帰への充実感と共演者との絆

フジテレビ湾岸スタジオで撮了を迎えたのは、カフェナガクラの店主・長倉真平役の坂口憲二。クランクアップの瞬間、間髪入れずに内田有紀、飯島直子、小泉今日子ら女性陣から温かいハグが送られた。これには坂口も照れた様子を見せつつ、「久しぶりに俳優として、充実した時間を送ることができました。本当にありがとうございました」と俳優業への復帰について言葉を噛みしめた。「“ちゃんと生きなきゃ”っていうセリフを真平は言っていて、僕自身も父親として、役者として、ちゃんと生きて、ちょっとでもみなさんに恩返しできるように頑張っていこうと思っています」と今後の決意を語り、最後に中井貴一と固い握手と抱擁を交わし、スタッフにビッグスマイルを届けた。

W主演、小泉今日子と中井貴一の最後の時

ドラマの顔である吉野千明役の小泉今日子と、長倉和平役の中井貴一は、物語のメイン舞台「カフェナガクラ」のセットで同時にクランクアップを迎えた。

中井貴一:セットに命が宿る瞬間と「最高のパートナー」への思い

中井貴一は「よく“家”というのは、建物だけではなくて、中に人が住まないとその家は呼吸をしないと言いますが、はじめてここのセット(カフェナガクラ)に戻ってきたときに、こんなに冷たい感じだったかなという風に最初は思ったのですね」とセットの第一印象を語りつつ、「そこに長倉家のキャストとスタッフが入ったときに、このセットがすごく呼吸し始めたというか。温かく動きはじめたことを感じて、しみじみとしたことがありました」と、人と場所が一体となって作品が生み出される瞬間を振り返った。そして隣に立つ小泉今日子へ向かい、「僕にとってはキョンちゃん(小泉今日子)は、本当に最高のパートナーだと思っています」と感謝の思いを重ねて伝えた。

小泉今日子:中井貴一への敬意と11年間の成長

小泉今日子もまた、中井の言葉に応えるように抱擁を交わし、数カ月にわたる撮影を終えた。「11年って時間の経過とともに人が育つといいますか。自分も含めてですけど、そういうのがたくさん見えて、より幸せな数カ月だった気がします」とシリーズの歴史と共に歩んできた時間を振り返った。共演者、特に中井貴一への感謝は深く、「何よりも本当に貴一さんは俳優の先輩としても尊敬しておりますが、“こういう人間でいないとな”という後ろ姿をいつも私たちに見せてくれます」と人間性への敬意を表し、「本当にいつもありがとうございます」と笑顔で一礼。セットを見渡し、「楽しかったです!本当にみなさんありがとうございました!」と締めくくり、温かい拍手に包まれた。

「続・続・最後から二番目の恋」劇中で抱き合う小泉今日子さんと中井貴一さん「続・続・最後から二番目の恋」劇中で抱き合う小泉今日子さんと中井貴一さん

「カフェナガクラ」のセットで行われた三度目のクランクアップセレモニーは、キャストとスタッフの深い絆を感じさせる幕引きとなった。

ドラマ最終盤、第10話のあらすじ

6月16日(月)に放送された第10話では、物語がクライマックスに向けて動き出した。神社にいた和平(中井貴一)と水谷広行(浅野和之)は、なぜこうなったのかと過去を振り返る。その前日、千明(小泉今日子)の女子会では、祥子(渡辺真起子)に届いた部下からの「誤爆」メッセージが騒動を引き起こし、千明と啓子(森口博子)は親身になって悲しむ。一方、娘のえりな(白本彩奈)とその恋人・優斗(西垣匠)が旅立つ話を聞き、寂しさを感じる和平。駅で偶然成瀬(三浦友和)に会った千明は、成瀬の計らいで和平と合流し、バーで互いの孤独を打ち明ける。その頃、典子(飯島直子)はエッセー執筆、完治した真平(坂口憲二)は自由を満喫、万理子(内田有紀)も「チーム千明」とドラマ企画を提出し、それぞれ新たな一歩を踏み出していた。あくる日、和平は律子(石田ひかり)とランチ中、弁当に紛れ込んだあるモノからとんでもない騒動に巻き込まれる。

ドラマは終盤を迎え、登場人物たちのそれぞれの人生と関係性がどのように結末を迎えるのか、注目が集まる。長きにわたり愛されてきたシリーズの、温かくもほろ苦い大人の青春物語が、感動のフィナーレへと向かっている。


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