ダウンタウンの松本人志氏(62)と浜田雅功氏(62)による新たなインターネット配信サービス「DOWNTOWN+(ダウンタウンプラス)」が11月1日に始動します。これに先駆け、10月24日に公式SNSが更新され、コンテンツ内容や共演者が発表されました。この待望のサービスは、日本のお笑い界を牽引してきた二人の新たな挑戦として注目を集める一方で、月額1100円という料金設定やコンテンツ内容に関して、早くもSNS上では様々な意見が交わされ、大きな話題となっています。特に、ファンが長年愛してきた過去の名作配信への期待と、現状のラインナップに対する評価が、今後のサービス成功の鍵を握ると見られています。
「松本教授の笑いの証明」などオリジナル番組と豪華共演者
「DOWNTOWN+」の目玉となるオリジナル番組の一つとして、「松本教授の笑いの証明」が告知されました。この番組では、松本人志氏が「笑い」を多角的に実験・検証する研究所を舞台に、教授役を務めます。助教授としてバイきんぐの小峠英二氏(49)が共演し、様々な芸人に「笑いの実験」を課しながら、「まだ誰も知らない新たな笑いの可能性」や「未知なる笑いの真実」を探求していく内容です。
さらに、「DOWNTOWN+」では「7:3トーク」「ダウプラボイス」「実のない話トーナメント」「大喜利GRAND PRIX」「Money is Time」といった多岐にわたるオリジナル番組の配信も発表されています。予告動画では、小峠氏以外にも千原ジュニア氏(51)、シソンヌの長谷川忍氏(47)、メイプル超合金のカズレーザー氏(41)など、地上波のバラエティ番組に匹敵する豪華な出演者が明らかになっており、高い制作意欲がうかがえます。
ダウンタウン松本人志が笑顔を見せる。新配信サービス「DOWNTOWN+」始動に向けた最新の姿
過去作品ラインナップと「月額1100円」への高評価・懸念
オリジナル番組に加えて、過去作品の配信も予定されており、映画「大日本人」「しんぼる」「さや侍」「R100」や、VHS「ビジュアルバム vol.りんご『約束』」などがラインナップされています。しかし、この「DOWNTOWN+」の月額1100円という料金設定については、SNSプラットフォーム「X(旧Twitter)」上で「ちょっと高いかなあ」「松本人志のコンテンツのためだけに月額1100円はだいぶ高いハードル」といった慎重な声が多数上がっています。
実業家の西村博之氏(48)も10月7日にXを更新し、「DOWNTOWN+」について「初月有料会員10万人超えるかもだけど、その後の若者の新規加入は難しい」と指摘しました。同氏は「膨大な動画があるNetflixより高い値段なので、動画を出し続けて休めない生活が始まる」とし、コンテンツが豊富なNetflixの最安プランが月額890円であることを踏まえ、継続的なコンテンツ提供の重要性を強調しました。
ファンが真に求めるコンテンツと今後の展開の可能性
現在のところ、「DOWNTOWN+」の過去作品ラインナップには、ダウンタウンファンや松本ファン、そしてお笑いファンが特に期待する「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」の過去のトークや「絶対に笑ってはいけないシリーズ」(ともに日本テレビ系)、「ダウンタウンのごっつええ感じ」(フジテレビ系)のコントなどが含まれていません。この点について、一部からは物足りなさを感じるという声も上がっています。
しかし、新番組の制作にはテレビ顔負けの予算と気合いが注がれていることが伺え、このクオリティが「1100円でも高くない」という評価につながる可能性も秘めています。ファンからは、「ガキ使のツーショットトークなら一生観てられる」「ガキの使いのフリートーク全部見たい」といった、人気番組のアーカイブ配信を強く望む声が多数寄せられています。制作会社プロデューサーによると、当初、テレビ局側はサービスの全容が不明なためコンテンツ提供に及び腰だったものの、サービス開始後に加入者数が大きくなり、自社にもプラスになると判断されれば、各局がさらに協力する態勢になる可能性は十分にあるとされています。「ガキ使」のトークコンテンツが「DOWNTOWN+」で見られるようになるという展開も、今後期待できるかもしれません。
結論
松本人志氏と浜田雅功氏による新たな配信サービス「DOWNTOWN+」は、豪華なオリジナル番組と共演者で注目を集めています。しかし、月額1100円という料金設定と、ファンが渇望する過去の名作アーカイブの有無が、サービスの長期的な成功に向けた課題として浮上しています。サービスの始動後、制作陣がいかにユーザーの期待に応えるコンテンツを継続的に提供し、テレビ各局との連携を深められるかが、その成否を分ける重要な要因となるでしょう。今後の「DOWNTOWN+」の動向に、お笑いファンのみならず、業界全体からの注目が集まっています。
参考文献





