墜落したインド機のボイスレコーダー発見 現地報道 調査委は初会合


【写真】医科大学の建物に突っ込んだまま残されたエア・インディア機の一部=2025年6月13日、インド西部アーメダバード、石原孝撮影

 事故の原因調査を巡っては、インド政府が立ち上げた委員会の初会合が16日に開かれた。委員会には、政府の高官や航空当局の幹部、法医学の専門家らが参加し、3カ月以内に報告書を公表する予定だという。管制システムの態勢や乗務員の訓練など、安全性の強化に向けた長期的な改革案も提言するとしている。

 そのほか、米国家運輸安全委員会や連邦航空局、今回の機体を製造したボーイング社なども現地に調査チームを送っている。

 事故は12日午後1時40分ごろに発生。乗員・乗客242人を乗せたエア・インディア171便(ボーイング787型)は、アーメダバードの空港を離陸した直後に医科大学の建物付近に墜落。食堂で昼食中だった学生や住民らも含め、約270人が犠牲になった。墜落時に激しい火災が起きた影響などで遺体の損傷は激しく、身元の特定は難航している。(ニューデリー=石原孝)

朝日新聞社



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