タレントの中川翔子さんが、大きな話題となっている新型ゲーム機「Nintendo Switch 2」の購入報告を巡り、「転売屋から購入したのではないか」という疑惑に直面しています。中川さんはこの疑惑に対し、6月15日に自身のX(旧Twitter)で明確に否定する投稿を行いましたが、SNS上での炎上は鎮火することなく続き、翌16日にはそれまで開かれていたコメント欄を一部閉鎖せざるを得ない状況に発展しました。なぜ、彼女の購入報告がこのような騒動に繋がってしまったのでしょうか。
Nintendo Switch 2の品薄と中川さんの喜びの報告
世界的に入手困難な状況が続く「Nintendo Switch 2」(販売価格4万9980円)。発売前から多くのゲームファンが購入抽選の当落に一喜一憂する様子がSNSを賑わせていました。そうした中、大のゲーム好きとして知られる中川さんは、発売からわずか3日後の6月8日、自身のSNSで「Switch2!!わああああああああああい ばんざあああああい買えたよ!」と、喜びを爆発させる投稿で入手を報告しました。
さらに、自身のYouTubeチャンネルでは「【ゲーム】念願の『Switch2』をゲット、開封、プレイ!」と題した動画を公開。本体を箱から取り出す「開封」シーンを含むこの動画が、後に「転売品購入ではないか」との疑惑が持ち上がるきっかけとなりました。
タレント中川翔子が自身のXで報告したNintendo Switch 2購入の画像
過去の転売批判と「疑惑の梱包」の詳細
「Nintendo Switch 2」は発売と同時に、フリマサイトなどで多数の転売品が出品される状況が問題視されています。実は中川さん自身、以前出演した情報番組でこの転売問題に触れた際、「転売目的で抽選が当たるっていうのは悔しい」「本当に欲しい人に手に入ってほしい」などと、転売行為に対して批判的なコメントを述べていました。そのため、転売に批判的な立場をとっていた中川さんに「転売品購入疑惑」が持ち上がったことは、多くのネットユーザーに驚きと波紋を広げました。
では、具体的にどのような点が疑惑の根拠とされたのでしょうか。その主な理由は、中川さんがSNSやYouTubeで公開した購入報告の画像や動画に映っていた、本体箱の「梱包状態」にあります。そこには、本体の箱が「プチプチ」と呼ばれる緩衝材で丁寧に包まれている様子や、その緩衝材の中に、大手家電量販店を示すプリントが入ったレシートらしき白い紙、そして一部が切り取られた大きな紙が入ったフィルム封筒が同梱されている様子が見て取れました。
ネット上の声とフリマサイトとの関連性
これらの梱包状態を見た一部のネットユーザーからは、「新品の商品を小売店で購入した場合、レシートが緩衝材の中に梱包されているのは非常に不自然だ」という主張が相次ぎました。確かに、一般的な店舗での購入では、商品が緩衝材に包まれ、さらにその中にレシートが同梱されるというケースはあまり多くありません。
一方で、メルカリをはじめとするフリマサイトでは、出品者が購入の証明や、将来的な修理対応に必要となる可能性を考慮し、商品と一緒にレシートや納品書を同梱するという方法がしばしば行われています。この「新品購入品としては不自然に見える梱包」と「フリマサイトでの転売品の梱包方法との類似性」が指摘され、今回の「転売品購入疑惑」が巻き起こった最大の原因と考えられています。中川さんは疑惑に対し、「普通に購入した」と否定しましたが、これらの梱包の詳細が、一部ユーザーの間で疑念を完全に払拭することを難しくしているようです。
終わりに
Nintendo Switch 2という人気商品の入手困難な状況下での中川翔子さんの購入報告は、多くのゲームファンの注目を集めました。しかし、開封動画で見られた特異な梱包方法が思わぬ「転売品購入疑惑」を生み、本人の否定にもかかわらず炎上は収まらず、最終的にSNSのコメント欄を一部閉鎖するという事態に発展しました。この騒動は、品薄商品とそれに伴う転売問題、そして著名人の情報発信とそれに対するネットユーザーからの厳しい検証という、現代社会の一側面を浮き彫りにしていると言えるでしょう。
【参考元】
- Yahoo!ニュース (ピンズバNEWS) – 中川翔子、Switch 2「転売品購入」疑惑を完全否定も炎上止まず コメント欄閉鎖
- https://news.yahoo.co.jp/articles/43f38fab27998ef8aa33018a4e3a88d531e0182c