全国農業協同組合中央会(JA全中)は19日、入居する東京・大手町の「JAビル」の所有フロアについて売却を協議していると明らかにした。業務管理のシステム開発失敗で膨らんだ損失180億~220億円を穴埋めするため。8月中にも決定する。
小泉進次郎農相は19日、JA全中の山野徹会長に対し、20日に予定する面会の際に報告を求める考えを明らかにした。農家は少しでも安い資材が必要だとして「東京のど真ん中にビルを持っていることを求めている組合員は誰もいない」と述べた。
JAビルは2009年に完成し、地下3階から地上37階のうち、JA全中が6階分を区分所有している。