【AFP=時事】イスラエル軍は19日、イラン・アラクにある「稼働停止中の原子炉」を夜間に空爆したと発表した。この空爆では、ナタンズの核施設も再び標的にしたとしている。
【写真】イスラエル攻撃でイラン核施設の地下に「直接的な影響」 IAEA
イスラエル軍は、「イラン・アラク地域にある原子炉を標的にした。原子炉のコアシール構造も含まれ、これはプルトニウム生産に欠かせない要素だ」と主張。
「原子炉の復旧と、核兵器開発に向けた使用を阻止するため」に攻撃したとしている。
「さらに、(イスラエル空軍は)ナタンズの核兵器開発施設を攻撃した」とし、約40機のイスラエル空軍機が夜間の空襲に参加し、「数十か所」の施設を攻撃したと発表した。
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は15日、同国軍がナタンズの主要なウラン濃縮施設を破壊したと表明した。
国際原子力機関(IAEA)は17日、同施設の地下部分が「直接的な影響」を受けたようだと報告していた。
イランは一貫して、核兵器開発を目指していることを否定している。【翻訳編集】 AFPBB News