中川翔子「Switch2」巡る転売疑惑騒動、事務所説明も「矛盾」と波紋拡大

任天堂の新型ゲーム機「Nintendo Switch2(以下、スイッチ2)」の抽選販売が大きな話題となり、申し込みが殺到する中で、タレントの中川翔子を巡る騒動が波紋を呼んでいる。彼女にスイッチ2の転売品購入疑惑が浮上し、釈明に追われる事態となった。しかし、その説明が自身の過去の投稿と矛盾しているとして、さらなる批判を招いている。

騒動の発端は、中川が6月8日に自身のYouTubeチャンネルに投稿した「念願の『Switch2』をゲット、開封、プレイ!」と題した動画だった。動画内で彼女はスイッチ2を開封する様子を見せたが、本体の箱を包む緩衝材の中に納品書やレシートらしきものが映り込んだ。これが正規ルートではなく、フリマサイトなどを通じた転売品を購入した証拠ではないかとの憶測を呼び、YouTubeのコメント欄には批判が殺到し、炎上状態となった。

中川翔子が開封したとされる「Switch2」の箱を持つ様子中川翔子が開封したとされる「Switch2」の箱を持つ様子

ネット上の批判に対し、中川は6月15日に自身のX(旧ツイッター)を更新。《憶測で断定されたりいろいろ言われて悲しいから触れたくなかったんですが、Switch2絶対にフリマサイト、転売ヤーから買ってません》と、転売ルートからの購入を強く否定した。

中川翔子の「買えましたあああ!」という炎上したX投稿中川翔子の「買えましたあああ!」という炎上したX投稿

さらに、6月17日には「フライデーデジタル」の取材に応じた中川の事務所が、公式見解を発表した。《街頭のゲーム機については中川の友人が大手家電量販店にて抽選で購入し、妊婦のお祝いにと譲ってくれたものです》とし、件のスイッチ2は友人が抽選で正規購入し、妊娠祝いとして中川に譲ったものであると説明した。動画に映り込んだ納品書らしきものは、この友人が箱に同封したものだと主張した。

事務所の説明に対し、ネット上、特にXでは厳しい声が多く見受けられた。《事務所見解がほんまやとしたら、妊娠のお祝いでもらったことを伏せて買ったよー!は余計クズ扱いされそうやけど》《もらったものを買ったと言ったことに1番人間性が出てる》《本当の話だったら、そのプレゼントした友人可哀想過ぎるやろ》《中川翔子さぁ友人から貰ったのものを買ったって言うのヤバすぎるだろ》など、「もらい物」を「自分で買った」と偽った点や、友人の心情を慮る意見が噴出した。

問題となった動画や6月8日の自身のInstagramの投稿で、中川は興奮気味に「買っちゃったよ、買えたよ」と報告し、Instagramでは「Switch2買えましたあああああーーーやったやったやったああああああーーーー」と、あたかも自身で購入したかのように報告していた。事務所の「友人からのプレゼント」という説明が事実であれば、人からもらったものを「自分で買った」と公言したことになり、当初の彼女自身のSNSでの言動との間に大きな矛盾が生じていると捉えられた。

中川は5月に第一子の妊娠を報告すると同時に、個人事務所「miracle」の設立を発表したばかりだ。長年所属した大手芸能事務所「ワタナベエンターテインメント」から業務提携という形に移行して間もない中での今回の騒動は、会社設立から1カ月足らずで早くも危うさが露呈した形となっている。以前からSNSでの言動が物議を醸すことがあった中川だが、個人事務所となりSNSでの発信の裁量が増えたことで、周囲にSNSリテラシーについて助言する人物がいるのか疑問視する声も上がっている。

スイッチ2を巡る中川翔子の騒動は、当初の転売疑惑から、事務所の説明と自身の発言の矛盾へと焦点が移り、波紋が広がり続けている。40歳を迎え、新たなスタートを切った彼女のSNSでの発信には、今後も注目が集まりそうだ。

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