野党7党が提出したガソリン税の暫定税率を廃止する法案を巡り、参院財政金融委員会は21日、同法案を採決せずに散会した。審議不十分を理由に採決を行わないとする自民と、採決を求める野党側が折り合わなかった。野党側は三宅伸吾委員長(自民党)の解任決議案提出を検討する。
法案はガソリン1リットル当たり25・1円上乗せされている暫定税率を7月1日から廃止する内容。立憲民主党、日本維新の会、国民民主党など7党が共同提出し、20日の衆院本会議で可決された。
参院では与党が多数を握っており、成立の見通しは立っていない。【池田直、鈴木悟】