自民党の小林鷹之元経済安全保障担当相は20日、自身が与党筆頭理事を務める衆院財務金融委員会で、野党の賛成多数で可決した野党7党共同提出のガソリン税の暫定税率廃止法案について「欠陥法案だ」と苦言を呈した。国会内で記者団の取材に答えた。
【イラストで解説】カレーライス1食分の物価 2024年1月から比べると…
法案はガソリン税に上乗せされている暫定税率を7月1日から廃止する内容だが、「仮に法案が成立しても、10日間で準備することは野党の説明を聞く限り絶対に無理だ。現場に大きな混乱が生じる」と指摘。来月予定の参院選を念頭に、野党に関し「選挙前の極めて政局的なポピュリズムに終始している」と批判した。