女優の趣里さん(34歳)に、人気男性アイドルグループ「BE:FIRST」のメンバーである三山凌輝さんとの「結婚間近」との報道が出たのは今年の5月のことでした。一部では7月結婚説も取り沙汰される中、三山さんには交際発覚とほぼ同時に女性トラブルが報じられ、二人の関係を取り巻く状況は不穏な様相を呈しています。
三山凌輝を巡るスキャンダルとその波紋
俳優としてもNHK連続テレビ小説「虎に翼」や、現在佳境を迎えているドラマ「イグナイト‐法の無法者‐」で主要人物を演じるなど、順調にキャリアを積んでいた三山凌輝さんですが、女性関係のスキャンダルが噴出しました。人気YouTuberとの婚約トラブルや、1億円にも及ぶとされる“貢がせ疑惑”などが報じられたことで、秘密裏に進められていた婚約発表が延期になったと「週刊文春」は伝えています。
スキャンダル報道の前後、三山さんはアイドル活動の一時休止と、所属事務所からの独立を発表しました。この一連の出来事は、結婚報道が出たばかりの趣里さんの状況にも影響を与えています。
趣里の仕事にも影響、親子の共演話も流れる?
趣里さんは、三山さんとの交際報道が出る前から、仕事の調整を進めていたと報じられています。特に、主演のオファーを受けていた10月期の連続ドラマを辞退したとの情報もあります。
さらに、「女性自身」(6月3日号)は、今回の三山さんのスキャンダル発覚により、趣里さんの父親である俳優・水谷豊さんが強く願っていた親子共演の話が頓挫したとも報じています。この作品は、水谷さんが監督を務める予定だったもので、既に脚本の執筆が始まっていたとされます。
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結婚報道があった女優の趣里さん(写真:朝日新聞)
女優として着実にキャリアを築いてきた趣里さんですが、三山さんとの交際報道以降、周囲では暗い話題が増えてしまった印象です。
サラブレッドから掴んだブレークと今後の懸念
趣里さんは、水谷豊さんと元キャンディーズの伊藤蘭さんという、芸能界を代表するビッグカップルの間に生まれたサラブレッドです。役者の道を志した当初は、両親の名前を伏せてオーディションを受け続け、20代で「3年B組金八先生ファイナル」(TBS系)で女優デビューを果たしたことは有名なエピソードです。その後も地道な活動を続け、彼女のキャリアが大きくブレークしたのは30代に入ってからでした。
通常、NHK朝ドラのヒロインオーディションは20代までの女優が対象となることが多いのですが、「ブギウギ」では役柄に合わせて年齢上限が引き上げられました。この機会を「最後のチャンス」と捉えた趣里さんは、オーディションで見事主役の座を射止め、4度目の挑戦で朝ドラヒロインの夢を掴み取りました。「ブギウギ」では、10代から40代まで幅広い年代を見事に演じ分ける表現力が高い評価を受け、女優としての知名度を一気に高めました。
この朝ドラでの成功をきっかけに、「東京貧困女子。」や「モンスター」など、立て続けにドラマの主演に抜擢され、人気女優としての地位を確立しました。民放ドラマ制作スタッフによると、「今後も彼女の起用が続くだろうと期待されていた」とのことですが、今回の三山さんのスキャンダルとその影響による連ドラ辞退などの状況変化は、今後のキャリアの風向きを変える可能性も指摘されています。
一連の結婚報道とそれに付随するスキャンダルは、趣里さんの女優としての道のりに新たな波紋を広げています。今後の動向が注目されます。