トランプ氏、ハーバード大との対立巡り「度肝抜く合意」近いと表明


【写真】トランプ氏がソーシャルメディアに投稿したハーバード大批判

 自身のソーシャルメディアで、大学側の対応について「極めて適切に対応し、正しいことを行う決意を示している」と評価し、「今後1週間ほどでディール(取引)が発表される可能性が非常に高い」とした。

 トランプ政権は、ハーバード大に対し、DEI(多様性、公平性、包摂性)推進の見直し▽反ユダヤ主義的な活動の取り締まり強化▽反米的な価値観を持つ学生の情報の提供――などを要求してきた。

 大学側が「不当な介入」だとしてこれらを拒むと、巨額の補助金凍結や、留学生の受け入れ資格取り消しなどの措置を決め、締め付けを強めた。

 トランプ氏はこの日の投稿で、ハーバード大とは緊密に協議しているとし、「現在議論されている条件で合意すれば、『度肝を抜くほど』歴史的であり、この国にとって非常に良いことだ」と強調した。その条件については明らかにしていない。

 一方、東部マサチューセッツ州の連邦裁判所は20日、トランプ政権によるハーバード大の留学生受け入れ資格の停止措置について、審理の間は差し止めを維持する決定を下した。

 トランプ政権は、在学中の留学生についても、他大学へ転出しない場合は滞在資格を失うと通知し、裁判所は5月下旬に一時差し止めを命じていた。【ニューヨーク八田浩輔】



Source link