タリーズコーヒージャパン創業者で元参院議員の松田公太氏は22日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、トランプ米大統領が踏み切った米軍によるイランの核関連施設3カ所への攻撃を、深刻に受け止めているコメントを投稿した。
トランプ氏は21日(日本時間22日)ホワイトハウスで演説し、イランにあるフォルドゥ、ナタンズ、イスファハンの3つの核施設を攻撃したと表明。「イランは40年前から、『米国やイスラエルに死を』と言ってきた。このような憎悪心から、たくさんの人が命を落とした」などと主張し「私は、こういうことは許してはいけないと前々から考えてきた」と述べた。その上で「今回の攻撃はすばらしいもので、軍事的成功だ」と強調。イラン側に「軍事攻撃は継続してはならない。平和か悲劇かがイランにもたらされることになる」と述べ、強くけん制した。
松田氏は、トランプ氏の演説を伝える米ABCの速報ニュースを引用しながら「米国にいます。ホテルに戻ったら生放送でトランプがイラン攻撃についての説明中」と、滞在中の米国で今回のニュースに接したことを明かした。
その上で「『昔からイランを攻撃しようと思っていた』と。あれだけ自分は戦争が嫌いで真のピースメーカーだと言っていたが、これでとうとうアメリカも当事国に。間違いなくイランは米国に報復する。世界の不確実性が更に高まった」ともポスト。今後のイラン側の出方による世界への影響について強い懸念を示した。
今月13日にイスラエルがイランへの空爆を始めて以降、米国による攻撃参加は今回が初めて。イラン側が報復に踏み切るなど今後の展開次第では、世界中に深刻な影響を及ぼす恐れが指摘されている。