今日の天気:梅雨前線復活で大雨警戒、猛暑も続く

長かった梅雨の中休みが明け、きょう22日(日)は梅雨前線が本州にかかり、日本海側を中心に梅雨空が戻ります。梅雨前線の影響で、本州日本海側では局地的に警報級の大雨となる恐れがあり、厳重な警戒が必要です。また、各地で真夏日となり、梅雨空復活が遅れる地域では猛暑日が拡大する見込みです。大雨への警戒に加え、熱中症対策も不可欠な一日となりそうです。

22日(日)の天気予報マップ:梅雨前線と各地の天気22日(日)の天気予報マップ:梅雨前線と各地の天気

北海道で大雨、本州は梅雨空へ

けさ、北海道では6月の平年一か月分を超える大雨となり、美国では観測史上最大の107.5ミリ(24時間雨量、午前6時現在)を記録した所があります。これまでの大雨により河川が増水しているため、引き続き川には近づかないように注意が必要です。北海道の雨が収まると、東北や西日本では雨が本格化します。東北北部を中心に朝から土砂降りの所があり、西日本も昼前後には日本海側から本降りの雨が拡大する見込みです。局地的に激しい雷雨となる恐れもあり、道路冠水、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に厳重な注意・警戒が必要です。昼間は日差しが強い北陸や東海でも、夜は雨の降る所がありそうです。一方、関東はよく晴れて、雨傘ではなく日傘が活躍する一日となるでしょう。

北海道で記録的な大雨となった24時間降水量分布図(22日朝まで)北海道で記録的な大雨となった24時間降水量分布図(22日朝まで)

22日(日)の予想雨雲レーダー:東北や西日本で雨が広がる見込み22日(日)の予想雨雲レーダー:東北や西日本で雨が広がる見込み

各地で猛暑日拡大、熱中症に厳重警戒

けさもきのうまでの熱気が残り、沖縄や西日本、日本海側を中心に最低気温が25℃を下回らない熱帯夜となった所があり、今年一番暑い朝を迎えた地点が多くあります(午前6時現在)。金沢で29.2℃、松江で28.7℃など、30℃に迫る地域もあり、寝苦しい夜を過ごした方も多かったでしょう。

日中の最高気温は、広島や名古屋など一部の地域では29℃と久しぶりに真夏日を免れる予想ですが、大阪や東京都心では33℃と一週間連続で真夏日となるなど、各地で真夏日が続出する見込みです。さらに、日差しがしっかりと降り注ぐ北陸、関東、東北南部などでは、猛暑日エリアが拡大するでしょう。関東の内陸部でも猛暑日が復活し、体温を超えるような危険な暑さとなる所も予想されます。現在、宮崎県、鹿児島県、沖縄本島には熱中症警戒アラートが発表されていますが、発表されていない地域でも蒸し暑さが続くため、全国的に熱中症対策が必須となります。

22日(日)の最低気温分布:熱帯夜となった地点も22日(日)の最低気温分布:熱帯夜となった地点も

22日(日)の最高気温予想と熱中症警戒アラート:猛暑日エリア拡大22日(日)の最高気温予想と熱中症警戒アラート:猛暑日エリア拡大

【22日(日)の予想最高気温】
36℃ 高田(新潟)、長岡(新潟)、熊谷(埼玉)、福島
35℃ 富山、伏木(富山)、秩父(埼玉)、前橋、若松(福島)、米沢(山形)、山形、白石(宮城)

梅雨前線の接近に伴い、西日本から東北にかけては再び雨の降りやすい天気となります。局地的な大雨による災害の発生に警戒が必要です。また、全国的に厳しい暑さが続くため、大雨への備えとともに、こまめな水分・塩分補給やエアコンの使用など、熱中症対策を徹底してください。