22日投開票の東京都議選千代田区(定数1)において、政治団体「減税党」新人の佐藤沙織里氏(35)が初当選しました。タレント平愛梨さんの弟で都民ファーストの会現職の平慶翔氏(37)、自民党新人の林則行氏(51)らを退ける結果となりました。「減税メガネ」をトレードマークとする佐藤氏は、「手取りを増やす」「不法移民ゼロ」などを公約に掲げていました。
東京都議選千代田区で初当選した佐藤沙織里氏
当選の喜びとこれまでの道のり
当確が伝わると、佐藤氏は手をたたいて喜びを表し、支援者らと分かち合いました。佐藤氏は、今年2月の千代田区長選に立候補し、次点となっていました。その後、夏の参院選への出馬を視野に入れていましたが、都議選への出馬決断は告示の直前だったといいます。
「減税」を軸にした訴えと選挙結果
選挙戦では、個人都民税10%減税や、外国人に対する消費税免税制度の制限などを訴えました。今回の都議選千代田区での得票数は7232票で、平慶翔氏の6986票、自民党の林則行氏の6134票を上回り、トップ当選となりました。
公認会計士としての経歴と「減税党」設立
佐藤氏は公認会計士の資格を持ち、高校卒業後に大手会計事務所に勤務した経験があります。令和5年には、「減税」「手取りを増やす」を政策理念とする政治団体「減税党」を設立しました。今年1月時点での党員数は約2400人に上ります。
YouTubeでの活動
YouTubeチャンネルでは、税制や少額投資非課税制度(NISA)といった資産運用に関する解説で人気を集めています。チャンネル登録者数は37万人です。
まとめ:有権者が選んだ「減税メガネ」
今回の東京都議選千代田区における佐藤沙織里氏の初当選は、有権者が「減税」を軸とした新たな政治勢力に期待を寄せた結果と言えるでしょう。公認会計士としての専門性や、YouTubeを通じた発信力も勝因となった可能性があります。
参照元
https://news.yahoo.co.jp/articles/10c57dd4fe30a036d3272f406e22944d0fa8842a