お笑いコンビ「ロンドンブーツ1号2号」が24日、解散を電撃発表した。田村淳(51)と田村亮(53)が同日放送のテレビ朝日「ロンドンハーツ」(火曜後11・15)の生放送に出演し、発表した。
理由を聞かれた淳は「30年以上続けて来て、いろんな問題が。闇営業問題以降、亮さんが吉本興業を離れることになって」と切り出し、2019年に亮が宮迫博之らとともに、反社会的勢力との間で事務所を通さず直接ギャラを受け取る闇営業を行っていたことが発覚し謹慎処分になったことに触れた。
「僕としては吉本興業に戻ってきてほしかったんですけど…亮さんはどんどん吉本興業と距離ができて、独立されて。いろんな道を模索した。その間にも亮さんに何度か戻ってこいとアプローチはしたんですが、亮さんはどうしても戻れない理由があって。そこは尊重すると。このタイミングでロンドンブーツ、それぞれここまで亮さんと楽しくやってきましたけど、屋号を一回おろして、それぞれやりたいことやって、またいつの日かってのもありなんじゃないかって。久々に飲んでね」と3月に食事をして話し合ったと明かした。
亮は「淳の話を聞いて、コンビ解散した方が淳のフットワークは軽くなるなと思って。そっちの方がいいかなって」と賛同したという。
「亮さんもロンドンブーツの屋号を背負ってやりづらい部分もあるのかなって」と淳。「俺は俺で、一回屋号下ろしたらどうなるんだろうって話をした。2人とも前向きに、それはそれで、ここからまた新しい挑戦とかね。やりたいことやるなら一度屋号をなくした状態でやってみたいなと」と前向きな気持ちでの解散だと心境を明かした。
「ロンドンブーツ1号2号」は1993年にコンビ結成。1994年4月に銀座7丁目劇場のオーディションに合格して吉本興業入りし人気を博した。
2019年の問題発覚後、宮迫と会見を強行し「圧力で謝罪会見を開けなかった」などと涙ながらに主張、吉本に契約解除を申し入れた。その後、淳が社長を務める株式会社LONDONBOOTSに所属しながら、吉本とエージェント契約を行い活動を再開し、タレントとして再出発していた。23年には淳がX上で株式会LONDONBOOTSを閉業すると発表。それに伴い亮はフリーとなっていた。