堀江貴文氏、石丸新党の都議選「惨敗」を分析 「失敗し過ぎ」と指摘する理由

実業家の堀江貴文氏が2025年6月23日に公式YouTubeチャンネルを更新し、前日22日に投開票された東京都議選で、石丸伸二氏が立ち上げた地域政党「再生の道」の候補者42人全員が落選し、議席ゼロに終わったことについて見解を述べた。堀江氏は、この結果を「悲惨な結果」「失敗し過ぎ」と断じ、その理由を具体的に解説している。

東京都議選の石丸新党惨敗について語る堀江貴文氏 (2017年撮影)東京都議選の石丸新党惨敗について語る堀江貴文氏 (2017年撮影)

「惨敗」と断じる理由とは?堀江氏の分析

堀江氏は、「再生の道」の戦略における複数の失敗点を指摘した。まず、党名そのものに問題があるとする。「再生の道」という名称は、石丸氏の知名度に比べて浸透しておらず、「石丸新党」など、石丸氏の名前を冠するべきだったと述べた。多くの有権者、特に政治に関心が高くない層には「再生の道」が何なのか伝わりにくかったという。さらに、石丸氏自身が都議選に出馬せず、党首として指揮を執った形になったことも、有権者にとっては分かりづらい要素だったと分析した。

候補者選びについても厳しい評価を下した。同党の候補者が、選挙区に縁もゆかりもない「落下傘候補」のようだった点を挙げ、これは選挙戦において非常に不利になると指摘。堀江氏自身のように知名度がある候補者なら別だが、「再生の道」から立候補した候補者には知名度のある人物がほとんどいなかったため、落下傘候補というハンデを乗り越えられなかったとした。一人でも有名人がいれば議席獲得の可能性もあっただろうとし、ゼロ議席という結果は「カッコ悪すぎる」と語った。

都知事選での躍進との違い

堀江氏は、石丸氏が先の都知事選で現職に次ぐ2位となり「石丸現象」とも呼ばれた躍進を見せたことにも言及。都知事選では、既存の選択肢が少ない中で、石丸氏が小池百合子知事への批判票の受け皿となった側面が大きかったと分析する。しかし、都議選は各選挙区の事情や候補者個人の活動が重要になるため、都知事選のような特定の候補への「アンチ票」がそのまま「再生の道」への組織票に繋がる構図は生まれなかったとしている。この都知事選と都議選との選挙の性質の違いを考慮しなかったことが、今回の惨敗の一因だと結論づけた。今回の都議選の結果を受け、「石丸さん勢い落ちたな」と感じる人が多いのではないかとの見解を示している。

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