最新版『大学図鑑!』が伝える、北海道大学学生の姿。25年以上の歴史を持つ本書が、5000人を超える現役生やOB・OGの声から浮かび上がらせた、北大生の知られざる人物像とリアルな学生生活に迫ります。
学生生活を象徴する北海道大学のキャンパス風景
特徴と外部からの視線
北大生は全体に堅実で穏やか、親不孝しない優等生タイプが多い傾向です。特に年配の方々からの評価は全国的に極めて良好です。対照的に、道内の若年層には「エリートぶり」と見られることがあったり、道外からは「ちょっと変わり者かも」という視線が向けられることも。しかし、これらは多くが親愛や軽い揶揄の裏返しであり、彼らの実力は広く認められています。
学生生活の実態
性格的にはおとなしく、客商売は苦手なタイプが多いようです。特に男子はファッションに無関心な傾向。独自の文化として、ジュースやアイスを賭けたジャンケンを「ジャン」と呼ぶ習慣も存在します。学生間の貧富差は少なく、仕送りは月6万円から7万円、家賃は5万円から6万円で比較的良い物件に住めます。ただし、入学時に大学から遠い物件を選んでしまい、2年次で転居する例も少なくありません。食費を抑えるためか自炊派が多く、飲み会は安価な居酒屋を利用します。
バイト・地元・満足度
アルバイトでは、時給の良い家庭教師や塾講師が主流です。「北大生ブランド」は高く、これらの仕事は探しやすくなっています。大学生活全般の満足度は極めて高く、他大学への劣等感や羨望はほぼないと言われます。特に北海道出身者は、北大に入学したことに強い誇りを持つ傾向。札幌西、札幌南、札幌北といった地元のトップ高からの進学が一般的です。恵まれた立地、充実した学問環境、そして良好な人間関係が彼らの高い満足度を支えており、後悔する声は稀です。
結論
『大学図鑑!』の分析から、北海道大学の学生は堅実かつ独自のカラーを持ち、恵まれた環境の中で極めて高い満足度を享受している実態が浮かび上がります。
参考資料
- 『大学図鑑!2026』
- Yahoo!ニュース(ダイヤモンド・オンライン)