立憲民主党は６月２４日、７月２０日投開票の参議院選挙に蓮舫元参議院議員の擁立を正式決定しました。高い知名度を持つ蓮舫氏を擁立することで、党勢拡大や票の掘り起こしを図る狙いがあると見られます。しかし、この蓮舫氏の参院選出馬決定に対し、インターネット上では早くも批判的な声が多数上がっており、過去の言動や選挙活動に関する問題が再び注目されています。
都知事選の大敗から一転、国政復帰へ
立憲民主党は、６月２４日の常任理事会で蓮舫元参院議員の擁立を正式に決定しました。党内や支援団体の連合からは反対意見も出ていたものの、野田佳彦代表ら執行部は、蓮舫氏の知名度を重視し擁立方針を推し進めた形です。
蓮舫氏は２０２４年７月の東京都知事選に出馬し、約１２８万票を獲得しましたが、現職の小池百合子氏、石丸伸二氏に次ぐ３位という結果に終わっています。確かにタレント・キャスター時代からの知名度は抜群ですが、前回の都知事選の結果を見る限り、それが必ずしも票に直結しているとは言い切れない現状があります。（全国紙社会部記者談）
2024年7月の東京都知事選で街頭演説を行う立憲民主党の蓮舫氏
都知事選後の発言と今回の擁立「言動不一致」の指摘
都知事選終了後、蓮舫氏は「今は国政選挙は考えていない」「１２０万を超える人が『蓮舫』と書いてくれた。これで国政に戻ったら渡り鳥みたい」と述べていました。この発言からわずか１年足らずで国政（参院選）に戻ろうとしていることに対し、「明らかな言動不一致だ」との批判がインターネット上で相次いでいます。
ネットユーザーからは以下のような厳しい意見が見られます。
- 《都知事選の時、国政には戻らないと言ってましたよね？発言に責任のない人を擁立するんですか？》
- 《明らかな言動不一致者は国民として迷惑でしかない。立憲民主党はやらかしたな》
- 《舌の根も乾かぬうちに１年足らずで国政復帰目指すと？こんな無責任な人間に国政を任せられるかよ》
このように、都知事選時の蓮舫氏のコメントと今回の参院選出馬の動きに対する違和感を表明する声が多くを占めています。
都知事選で物議を醸した「Rシール」問題の再燃
また、都知事選で騒動となった「Ｒシール」についても、今回の参院選擁立を受けて再び指摘する声が出ています。
「蓮舫さんは都知事選の際、胸に《R》と書かれたTシャツを着て街頭演説を行っていました。そのデザインと似た《Rシール》を、蓮舫さんの選挙スタッフらしき人たちが聴衆に配っていたという証言がありました。しかも、そのシールが都内の繁華街にある電柱や自販機、郵便ポストに無断で貼られているのが見つかり、ネット上で批判を浴びることに。勝手にシールを貼る行為は東京都の条例違反になる可能性もあるので、選挙スタッフが呼びかけていたなら大問題ですよ」（前出・社会部記者談）
この問題に対し、蓮舫氏は自身のSNSで《このシールの企画・作成・配布・貼付のいずれにもまったく関わっておらず、本件についてはSNSなどで知ったところです》と関与を否定しました。しかし、蓮舫氏の支持者がRシールを貼っていたという複数の目撃情報が寄せられており、蓮舫氏がこの行為を早期に咎めなかった責任を問う声も少なくありませんでした。
今回の擁立を受けて、ネット上ではＲシールの件を思い出した人も多く、以下のような厳しい意見が散見されます。
- 《まず都知事選で炎上したRシールの問題をはっきりさせてくださいよ》
- 《Rシールについて聞かれた時に『意味がわかりません』って答えたのを覚えてる。そんな人が国会議員とは笑わせる》
- 《また姑息な手を使って勝とうとするのかな？ある意味、見ものだわ》
今回の参院選に向けた蓮舫氏の擁立は、その高い知名度を武器とする一方で、都知事選で見られた「言動不一致」や「Rシール」といった過去の論点が再燃し、有権者からの厳しい視線を集めています。知名度が必ずしも票に繋がらない可能性や、過去の言動が逆風となる中で、立憲民主党の擁立戦略が思惑通りに進むのか、その行方が注目されます。
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