[TOKIO解散発表を受け、愛知公演の会場に姿を見せ、報道陣に頭を下げる松岡昌宏]
25日に解散を発表したTOKIOの松岡昌宏(48)が27日、愛知・東海市芸術劇場に姿を現し、約20分間にわたり現在の心境を語りました。これは解散発表後、TOKIOメンバーとして初めて報道陣の前に出たものです。松岡は、主演舞台「家政夫のミタゾノ THE STAGE レ・ミゼラ風呂」の28日からの愛知公演に臨むにあたり、劇場入りしました。
国分太一の問題受け「TOKIOを名乗れない」と判断
松岡は冒頭で、「この度は国分太一のことでご迷惑をおかけしております。スポンサーの方々や福島の皆さん、いつも応援してくださっているファンの皆様、番組の関係者の方々、全ての方々に申し訳ないと思っております」と謝罪しました。
解散という決断について、松岡は「率直なところ残念ではあるんですが、ホームページでも出した通り、現段階で日本テレビさんの会見を見て、城島と自分がこれ以上TOKIOを名乗るわけにはいかないなという判断に至り解散になりました」と説明しました。「未来永劫(えいごう)はないと思っていましたが、このタイミングなのは少し意外でした」と率直な心境を吐露しました。
さらに、「“またかTOKIO”というのが恐らく一般の皆様のリアクションなのかな。もうそこはさすがに限界だなと感じて話し合って解散しました」と明かし、最終的に解散の結論を出したのは発表前日の火曜日(24日)だったとしました。
ファンへの謝罪と今後の呼びかけ
長年応援してくれたファンに向けて、松岡は「大変ふがいない終わり方で31年間応援してくれたファンの方には本当に申し訳ない。こんなかたちで終わらせるつもりはなかったんですけど」と再び謝罪の意を示しました。
今後の活動については、「城島茂と松岡昌宏とそして無期限休養中の国分太一。彼はどうなるか正直分かりません。でもまだ人生続きます。ゆっくり時間をかけて自分自身も見つめながら、行動を起こしていきたい。もしも皆さんの心に余裕がありましたらどうか見守ってほしい」とファンに呼びかけました。
解散発表に至る経緯
TOKIOを巡っては、日本テレビが20日、国分太一氏に過去のコンプライアンス上の問題行為が複数あったとして、「ザ!鉄腕!DASH!!」の降板を発表しました。同局の福田博之社長が会見を開きましたが、問題行為の詳細についてはプライバシー保護を理由に明らかにしませんでした。同日、国分氏は無期限の活動休止を表明しました。
国分氏の無期限活動休止発表からわずか5日後の25日、株式会社TOKIOは公式サイトでTOKIOの解散を発表しました。この発表に先立ち、松岡は国分氏の活動休止から一夜明けた21日、石川・七尾市文化ホールで行われた主演舞台の石川公演初日を迎えました。その際、取材対応はなかったものの、楽屋口で待つ報道陣に向かって神妙な面持ちで帽子を取り、深々と頭を下げていました。今回の松岡の発言は、一連の動きを経てのTOKIOメンバーからの初の直接的な心境表明となりました。
今回の松岡氏の発言は、TOKIO解散という大きな出来事に対する彼の正直な思いと、ファンへの感謝、そして今後の道筋について語ったものです。