『べらぼう』<この…しょんべん女郎が!>瀬川に現実を突きつけた女将・いね。その迫力も当然いねの正体は…視聴者「善玉悪玉で語れない」「花を生ける演出に唸った」「水野美紀さん最高」


横浜流星さん主演の大河ドラマ『べらぼう』(NHK総合/毎週日曜夜8時ほか)。第9回「玉菊燈籠(たまぎくどうろう)恋の地獄」が3月2日に放送され、話題になっています。

『べらぼう』にて流れてきたうめき声。その先に客の相手をするヒロインが…

*以下「玉菊燈籠恋の地獄」の放送内容のネタバレを含みます。

●「玉菊燈籠恋の地獄」あらすじ

市中の地本問屋たちが吉原と手を切ると言い出したために「細見などを作っても、市中で売り広められなくなる」と危惧する蔦重。

そんな中、鳥山検校(市原隼人さん)が、瀬川(小芝風花さん)を身請けしたいと申し出たとの話を耳にする。

その時、初めて瀬川を思う自分の気持ちに気付いた蔦重は、ある行動に出て…。

そして、新之助(井之脇海さん)も思いを寄せるうつせみ(小野花梨さん)を連れて吉原を抜け出そうと、思い切った計画を立てるが……。

身請けの話が出たのをきっかけに、お互いの想いを確認し、二人で生きるための道を探し始めた蔦重と瀬川。

しかし、それは吉原における<お定め破り>であるうえ、松葉屋の主人・半左衛門(正名僕蔵さん)と女将・いね(水野美紀さん)から気付かれてしまいました。

結果、瀬川は一晩に5人もの客を付けられ、蔦重には実際に瀬川が客の相手をしているところをあえて見せることで、女郎の現実を知らしめようとします。

思い悩んだ蔦重でしたが「通行切手」を使い、吉原から瀬川を連れ出すことを思いつくと、貸本に切手を挟んで瀬川へ手渡すことに。

一方、同じことを先に考えついていたのが浪人・小田新之助。

実際にその夜、松葉屋の座敷持ち・うつせみを連れ出し、吉原からの脱走<足抜け>を試みますが、簡単に追っ手に捕まってしまうのでした。

その後、松葉屋へ連れ戻されたうつせみ。

松葉屋の庭で頭から水をあびせかけられると、いねから「芝居のネタにでもなるつもりかい?このしょんべん女郎が!」と詰められます。

「あんた養おうとあいつは博打。あいつ養おうとあんたは夜鷹。なれの果てなんてそんなもんさ。それが幸せか?ああ!?幸せか?それの…どこが幸せなんだって聞いてんだよ!」と周囲の女郎たちに聞こえるような大声で、うつせみへ言い放ついね。

その様子を松葉屋の中から瀬川は静かに見つめます。



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