25日に電撃解散を発表したTOKIOのメンバー、松岡昌宏(48)が27日、愛知県の東海市芸術劇場に姿を見せました。これは、28日に初日を迎える主演舞台「家政夫のミタゾノ THE STAGE レ・ミゼラ風呂」のためのもので、解散発表後、TOKIOメンバーが公の場に登場するのは初めてとなります。
TOKIOを巡っては、国分太一(50)が過去のコンプライアンス違反により日本テレビ系の番組「ザ!鉄腕!DASH!!」を降板することが20日に発表され、同日、国分自身も無期限の活動休止を表明しました。その後の25日には、グループがこの日をもって解散するという衝撃的な発表があり、大きな波紋を広げていました。
長瀬智也が2021年にTOKIOを脱退した後、松岡、国分、城島茂(54)の3人は旧ジャニーズ事務所を退所し、株式会社TOKIOを設立。城島が社長、国分が副社長兼企画担当、松岡が副社長兼広報担当として、新たな形で活動を続けていました。
黒のTシャツにキャップ、茶色のパンツというラフな装いで報道陣の前に現れた松岡は、「突然のことで皆様にご迷惑をお掛けしております。大変申し訳ございません」と深々と頭を下げて謝罪しました。
TOKIO解散後、報道陣の取材に応じる松岡昌宏
松岡は続けて、「皆様もご存じの通り、25日をもちましてTOKIOは解散いたしました」と改めて報告。さらに、「現在契約いただいているスポンサーの方々との契約等の整理、関係者との整理もつき次第、株式会社TOKIOの方も廃業させていただきます」と、会社を畳む意向を明らかにしました。
突然の解散、そして会社の廃業は、メンバーだけでなく共に働くスタッフにも影響を与えます。松岡は、会社に4人のスタッフがいることを明かし、「次のステップにつながるものは我々がきちっとやります」と述べ、スタッフの今後の支援に責任を持つことを約束しました。
今回、松岡が姿を見せたのは主演舞台の稽古場です。「家政夫のミタゾノ」は、2016年からテレビ朝日系で放送されている人気ドラマシリーズで、松岡が女装した家政夫・三田園薫を演じ、派遣先の家庭の秘密を暴きながら再生へと導く物語。今回の舞台はシリーズ第2弾となります。
株式会社TOKIOの廃業について頭を下げる松岡昌宏
今回の松岡のコメントは、TOKIOの解散という事態が、単なるグループ活動の終了ではなく、彼らが設立した会社の終焉をも意味することを初めて公に認めたものとなります。今後のメンバーそれぞれの活動、そしてスタッフの処遇について、引き続き注目が集まります。