「学歴はなくても幸せになれると高校の先生が言っていました。本当ですか?」。学歴は人を幸福を決め得るのか


● 学歴はなくても幸せになれる?

 ――「学歴がなくとも幸せになれるかどうか」というのは、話が尽きないテーマかと思います。びーやまさんはどう思われますか?

 びーやま:たしかにむずかしいテーマですよね。

 僕も学歴がなくとも「幸せ」にはなれると思います。そうでなければ、世の中はこんなに幸せな人たちで溢れていません。僕も高卒で経営者になった知人などもいますが、イキイキしていて楽しそうだなと思います。

 ただ、忘れていけない点もあるとは思っていて、「学歴があっても不幸にはならない」ということです。

 ――どういうことでしょうか。詳しくお聞かせください。

 びーやま:学歴がなくても幸せになれるという話をするときって、どちらかというと「学歴は悪」というニュアンスが強いですよね。

 「人を学歴というラベルだけで見るなんてけしからん!」とか、「あくまでペーパーテストの結果であって人間力ではない!」みたいな。

 そういった意見もたしかに理解はできるのですが、一方で冷静に考えてみると学歴を持っている人がそれで不幸になることってあるんだっけ?という視点は必要かなと思います。

 たとえば、東大に通っていれば「頭のいい東大生」というラベルが貼られて、なにをするにしても人は話を聞いてくれやすくなります。ペーパーテストの結果だったとしても、その過程ではハイレベルな思考力や情報処理能力も身につくわけです。

 これって悪いことなのでしょうか。別に悪いことではないですよね。

 要するに、学歴はたしかに幸せの絶対条件ではないですが、あって困るものでもないですし、その人を次のレベルに連れて行ってくれるものだと僕は思っています。



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