女優の佐々木希(37)が2日、日本テレビ系「1周回って知らない話」にゲスト出演し、夫でお笑いコンビ「アンジャッシュ」渡部建(52)の不倫問題を受けての離婚の可能性について語りました。
テレビ番組で夫の不倫騒動について語る佐々木希
佐々木は2017年に渡部と結婚し、幸せな生活を送っていましたが、2020年には渡部の複数の女性との不倫が報じられ、大きな騒動となりました。この報道を受け、渡部は出演していたレギュラー番組を全て降板するなど、活動自粛を余儀なくされました。世間からの批判は非常に強く、現在もテレビ出演は限定的です。
周囲からの言葉と母親の助言
渡部への強い批判の声が上がる一方で、佐々木には多くの同情的な声も寄せられました。そうした中で、友人たちからは「離婚というのも一つの選択肢なんじゃないか」と何度も言われたことを明かしました。
当時、第1子はまだ1歳半と幼く、実家の母親からも意味深な言葉をかけられたと言います。母親は「希が自分で選びなさい」というスタンスを示しつつも、「子供が小さいから、将来のことをよく考えた方がいい」「もし、それで離婚してしまったら、その後どうなるのかなあ…?」といった、子供の将来を見据えた懸念を口にしたそうです。その母親の言葉に、スタジオ出演者からはどよめきが起こったといいます。
離婚が脳裏をよぎるも…決断の理由
佐々木自身も、騒動の当初は「どうしようかと思いました。離婚という選択肢も確かに脳裏をよぎりました」と率直な気持ちを吐露しました。やはり、その際に頭をよぎったのは、母親が示唆した「子供のこと」だったと言います。
しかし、彼女は「子供のことを考えた時、目の前にいる子供の前では(渡部さんは)すごく良い父親だった」と、当時の状況を振り返りました。渡部は子供の世話を献身的に行い、深い愛情を注いでいたため、佐々木は「子供を大切に思う渡部さんの気持ちを信じてみよう」と決断したと語りました。
将来、子供が知った時のために
さらに佐々木は、もし離婚した場合、子供が成長してこの不倫の事実を知った時に、父親である渡部に対してどのような感情を抱くかについても深く考えたと言います。
「もし、このまま離婚して離れてしまったパパと、近くにいてずっと自分を見てくれていたパパ、どちらが良いかと考えた時に、きっと近くにいてくれたパパの方が良いって思うんじゃないかと思って」。離れて暮らしていて、後から不倫の事実を知った場合、子供が父親を憎むようになってしまう可能性もあるのではないか、と危惧した胸中を明かしました。
佐々木さんのこの告白は、困難な状況下での家族のあり方について、多くの視聴者に様々な家族の形について考えるきっかけを与えたことでしょう。