7月1日放送のフジテレビ系バラエティ番組『ぽかぽか』に、出演ドラマの番宣のため女優の本田翼が登場した。番組オープニングのトークで、人気声優の花澤香菜との共演があり、その際にアニメ作品に関する間違いが起こったとして、一部で注目を集めている。
ぽかぽか出演時、スタッフと談笑する本田翼。ドラマ番宣での一幕。
『ぽかぽか』生放送でのアニメタイトル間違い
事の発端は、花澤が本田のInstagramを見てコスメを購入していると明かし、「本田翼さんになりたい！」と盛り上がった場面だ。これに対し、本田も照れながら「私も花澤さんのインスタ見てますし」と応じた。さらにアニメが好きで花澤が出演する作品を見ているとし、「あの、ダンジョンの、食べるやつ…『ダンジョン飯』！」とうろ覚えながら作品名を挙げた。しかし、花澤はアニメ『ダンジョン飯』には出演していない。
花澤が「私…『ダンジョン飯』は出てない…と…」と困惑の表情を見せると、スタジオには笑いが起こりつつも、一瞬微妙な空気が流れたという。本田はすぐに間違いに気づき「あ、違う！違う！」と頭を抱えながら訂正を試み、「サ、サ、『PSYCHO-PASS』！」と別の花澤出演作をひねり出した。MCのハライチ澤部が「『PSYCHO-PASS』のダンジョン編のやつ？」と冗談を飛ばすなどして、なんとか場はおさまった。
SNSでの「にわかオタク」批判と背景
この生放送でのやり取りに対し、SNS上では様々な意見が飛び交った。アニメファンからは、全く異なる作品名を挙げたことに違和感があったという声が多く、特に花澤香菜が人気作『鬼滅の刃』シリーズで甘露寺蜜璃役を務めていることから、「鬼滅って言えばよかったのに」という指摘も見られた。
中には、「見てもいない花澤香菜のインスタを『見ている』と言い張った途端、とんでもない間違いを晒す」「知らんならとりあえず鬼滅って言っとけよ」といった厳しいコメントもあり、本田翼に対する「にわか」ではないかという批判も見受けられた。
前出の芸能担当記者によると、今回の強い反応の背景には、本田がこれまでゲームや漫画好きを公言してきたことがあるという。兄の影響で『週刊少年ジャンプ』を読んで育ったこと、ゲーム開発やゲーム実況に挑戦していることなど、ゲーマーの間では知られた存在だからこそ、その発言に厳しい目が向けられやすいとのことだ。「にわかオタク」に対してネットユーザーが手厳しく反応する傾向があり、似た事例として中川翔子なども挙げられている。
今回の件について、本田は生放送で緊張してしまい間違えたのだろうというのが一般的な見方だ。また、花澤側も特に気にする様子ではなかったと伝えられている。タレントが生放送中に言い間違いをするケースは珍しくなく、特に専門外の分野について言及する際にはこうした事態が起こりうることを示している。
