現役海兵隊員2人と一般人の男1人の3人から数百発のBB弾を浴びた巨済(コジェ)の食堂の犬が結局、眼球摘出手術を受けた。
動物保護団体ビーグル救助ネットワークは2日、社会関係網サービス(SNS)で「(該当事件の被害の子犬)メファが結局、眼球摘出手術を受けた」と明らかにした。
続いて「メファの体は満身創痍となり、BB弾で撃たれた目を4度の麻酔で治療しようとしたが、結局は失明し、眼球摘出手術を受けた」と伝えた。
事件後、メファは人を警戒して飼い主にもかみつくほど激しいトラウマに苦しんでいるという。同団体は「被害者も慰めの言葉もかけられないほど大きな喪失感と衝撃で日常生活に困難が生じている」と説明した。
6月8日午前1時ごろ、慶尚南道巨済市一運面(コジェシ・イルウンミョン)の食堂で、現役海兵隊員2人を含む男3人が飲食店の庭に侵入し、子犬4匹に向けてBB弾を数百発乱射した。このためメファが重傷を負ったほか、7歳のジャック・ラッセル・テリアも重傷で病院に搬送されたが、治療中に死んだ。
動物保護団体によると、この海兵隊員らはロープにつながれて逃げられない無防備状態の犬を隈に追い込んだ後、犬に向けてBB弾を乱射するなど犯行を犯した。
現在、警察は現役軍人2人の事件を軍部隊に移送し、民間人1人は動物保護法違反、財物損壊などの容疑で立件した状態だ。