【北京共同】3日付の中国共産党機関紙、人民日報は2023年に68歳で急死した李克強前首相の生誕70年に合わせ、功績を称賛する記事を掲載した。国家指導者の生誕記念活動に関する党・政府の規定に従い掲載したとしている。死去は習近平国家主席との政治闘争が背景にあるとの臆測を呼んだが、党は記事掲載で李氏に敬意を表した。
記事は「党と人民のために奮闘した生涯」と題し、李氏の経歴や実績を記した。13年の首相就任後、中国の経済発展を推進し、習指導部が重視する「中国の特色ある社会主義思想」に基づき政治的行動を取っていたと強調した。