ラサール石井「日本人ファースト」に危機感「富める者が貧しい者を助ける」「人間にファーストもセカンドもない」


【写真】政党要件の維持なるか ラサール石井を含む社民党候補者と福島瑞穂代表

 石井は「日本人ファースト」を掲げる政党や政治家が支持を集めている状況について「何が『日本人ファースト』ですか?人間にファーストもセカンドもないんですよ。隣人が自分とは違うってことを認めればいい。なぜなら、あなたも隣の人とは違うから。そして強い者が弱い者を、富める者が貧しい者を助ける。自分のことばかり考えて他人を省みない、そんな国がいい国ですか?」と、持論を展開した。

 演説後、「人間にファーストもセカンドもない」という発言について、報道陣から特定の政党について質問されると、石井は「街宣の間に他党や他の候補を(具体名を出して)批判することはやめようと思っています」と自身のスタンスを示す一方、「ただ、『外国人を排斥してどうするんですか?』といったようなことは言いたい。自分も誰かに排斥される可能性があるわけですから」と指摘した。

 また、社民党は公職選挙法上の国政政党要件を維持するため、「比例代表で2%以上の得票」を目指し、今回の参院選を「正念場の戦い」と位置付ける。前身である旧社会党からの歴史を引き継ぐ“老舗”政党も、現在は国政政党を維持できるかどうか、黄信号から赤信号の瀬戸際に立っている。

 石井は「社民党は社会主義や共産主義の国を作ろう…なんて思っていませんよ。『資本主義の中で民主主義が本当に行き渡る国』を作りたいと思っている。社民党がなくなったら日本の底が抜けてしまいます」と解説。「政党要件の2%になるように必死で頑張って、なんとか社民党をなくさないでください。社民党も崖っぷちだけど、日本も崖っぷち。道を歩いているだけで笑みをうかべられる国にしようじゃありませんか」と呼び掛けた。

(よろず~ニュース編集部)

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