オーストラリア・メルボルン発ブリスベン行きのヴァージン・オーストラリア航空のフライトが、思わぬトラブルにより2時間遅延した。原因は、飛行機の貨物室で発見された1匹のヘビだった。
Sky Newsによると、ヘビは乗客の搭乗中に貨物室で見つかり、現場に駆け付けた専門家マーク・ペリーさんが捕獲。体長約60センチで無毒のグリーンツリースネークだった。
当初はヘビに毒性があるか分からなかったため、捕獲できずに機体の内部に隠れてしまった場合、乗客は避難する必要があったという。ペリーさんは「ボーイング737を分解して捜索する羽目になっていた」とSky Newsに語っている。
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CBS Newsによると、ヘビはブリスベン地域の在来種だったという。そのためペリーさんは、「乗客の荷物に紛れ込んでメルボルンまで運ばれてしまったのではないか」とCBS Newsに説明している。
フライト中の“ヘビ騒動”は過去にも起きている。
ユナイテッド航空やエアアジアでは2022年、フライト中の機内でそれぞれヘビが発見された。
カンタス航空では2013年、大型のニシキヘビが航空機の翼に張り付き、2時間のフライトを耐え抜いたことがあったという。